投手陣が高い成績を残す一方で、打撃陣の成績が上がらないことから、「投高打低」と称されている今年のプロ野球。
4月10日にはロッテ・佐々木朗希がプロ野球史上16人目となる完全試合を達成。その傾向を顕著にあらわす出来事の一つとなっている。
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その佐々木は現在勝利数(3)、勝率(1.000)、奪三振(60)、奪三振率(15.00)など、多くのタイトルでリーグトップに立っている(勝利数、勝率はともにタイ)。
特に奪三振、奪三振率は、プロ野球記録となる13者連続奪三振、プロ野球記録に並ぶ毎回の1試合19奪三振という佐々木自身が打ち立てた記録を露呈する数値となっている。
だが、そんな佐々木を抑えて、ある投手成績項目においてトップに立つ投手がいる。
それが、日本ハム・加藤貴之だ。
その加藤が現在リーグトップを誇るのが、K/BB (SO/BB)。奪三振 と与四球の比率を指し、投手の制球力を示す指標の1つ。
一般的に3.5を超えると優秀と言われるこの数値、現在2位の佐々木の12.00という数値を抑えて1位に立つ加藤は、14.00となっている。
元々そこまで三振を多くとるタイプではない加藤の今季の三振数は28個。一方で、与四球数は2つと、極めて高い制球力を誇っていることがわかる。(佐々木は5つ)
そんな高い制球力もあってか、4月19日の楽天戦では、9回3安打わずか90球で完封勝利を挙げ、マダックス(100球未満で達成した完封勝利)を成し遂げている。
実は加藤、昨シーズンもこの制球力の高さが伺える、ある記録をうちたてている。
昨季投手4冠(最多勝利、最優秀防御率、勝率第1位、最多奪三振)を達成し、沢村賞も受賞するなど、他を寄せつけない強さを誇っていたオリックス・山本由伸。
加藤はそんな山本を抑え、「与四球率」においてリーグトップの数字を残した。
与四球率とは、9イニングあたりに与えた四球の数を示す指標。平均値は2.50~3.20とされているが、昨年シーズン、山本が与四球率両リーグ合わせて4位の1.86だったのに対し、加藤はそれを上回る両リーグダントツトップの1.26という驚異の数値を叩き出している。
佐々木や山本など球界を代表する投手の記録が大きく注目されるが、加藤が誇るこれらの記録も、それに匹敵するほど球界トップクラスのもの。
今季、ここまでチーム一とも言える安定感で投手陣を支えている加藤。
この先も、加藤らしい制球力抜群の投球に期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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