男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に、第1シードで出場するN・ジョコビッチ(セルビア)が会見に臨み、「スタミナをつけるためにとても良い1週間を過ごした」と語った。>>マドリッド…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に、第1シードで出場するN・ジョコビッチ(セルビア)が会見に臨み、「スタミナをつけるためにとても良い1週間を過ごした」と語った。
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ジョコビッチは同大会に3年ぶり11度目の出場。2019年を含め3度の優勝を飾っており、今季初タイトルをかけて臨む。
今季、ジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)をはじめ、アメリカで開催されたマスターズシリーズの出場が叶わず。
ここまで3大会に出場し、2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)でベスト8、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では初戦の2回戦で敗退。
翌週のセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)では、決勝で世界ランク8位のA・ルブレフに敗れるも準優勝をおさめた。試合後、ジョコビッチは「第3セットでガス欠になり、それ以上の戦いができなかったのは残念だった」と、体力面を敗因に挙げた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載。セルビア・オープンを振り返り、「もっと長い時間コートに立っていたかったし、それが実現したんだ。だから、もちろんファイナルを戦うことはいい結果だし、ポジティブに考えないといけないね」と語った。
「自分のショットについては、良いと思う。もちろん、まだ自分が望んでいるようなレベルには達していないけど。これはプロセスであり、僕は我慢しなければならない。今週もいい方向に進むといいんだけどね」
また自身の体力については「ベオグラードではモナコのときとは違っていたんだ」とコメント。
「3時間近い試合や3セットの長い戦いを4試合も経験したことで、正しい方向に向かっていると信じるに足る十分な理由ができた」
「フィットネスに重点を置き、スタミナをつけるためにとても良い1週間を過ごした。なぜならこのスポーツで最も遅く、最も体力を消耗するサーフェスでトップ選手と戦うためには、スタミナが必要になるからだ」
ジョコビッチは初戦となる2回戦で、世界ランク21位のG・モンフィス(フランス)とワイルドカード(主催者推薦)で出場する同369位のC・ヒメノ=ヴァレロ(スペイン)の勝者と対戦する。