ボクシングのWBC、WBO世界スーパーフェザー級王座統一12回戦が30日(日本時間5月1日)、米ラスベガスで開催され、WBO王者シャクール・スティーブンソン(米国)がWBC王者オスカル・バルデス(メキシコ)に3-0の判定勝ち(117-11…

 ボクシングのWBC、WBO世界スーパーフェザー級王座統一12回戦が30日(日本時間5月1日)、米ラスベガスで開催され、WBO王者シャクール・スティーブンソン(米国)がWBC王者オスカル・バルデス(メキシコ)に3-0の判定勝ち(117-110、118-109、118-109)を収め、2団体統一に成功した。12回終了のゴングが鳴る前から勝利を確信していたスティーブンソンは、試合中にも関わらず観客席へ走りながらガッツポーズ。“フライング”が海外ファンの注目を集めている。

 歓声とともに、ブーイングも聞こえている。無敗王者同士の対戦。6回に右フックでダウンを奪うなど、優位に試合を進めたスティーブンソンは、最終ラウンド終了間際にはリングの隅を走るようにして相手の攻撃を逃れる。バルデスの方は見ず、観客席に向かって両手でガッツポーズを作るシーンも。笑顔で最後の攻撃もかわし、2団体統一に成功した。

 米スポーツ専門局「ESPN」は「シャクール・スティーブンソンがオスカル・バルデスを支配。全員一致の判定で2度目のタイトル」との見出しを打った記事で「スティーブンソンはキャリア最高の夜を迎えるにあたって、試合が終わりを告げる最後の数秒、リングをジョギングで駆け回った」と最後のシーンを伝えた。

 トップランク社公式ツイッターは「なんという試合だ」と記し、走り回って逃げるスティーブンソンの映像を公開した。海外ファンからは「支配していたな」「最高のパフォーマンスだった」「朝飯前だったな」などと称賛のコメントのほか、「最後の一発笑った」「遊ばれているな」「試合終わる前に祝福始めちゃってるじゃん」「馬鹿馬鹿しい」と、最後のシーンに関する反響も寄せられていた。(THE ANSWER編集部)