国内女子ゴルフ・パナソニックオープンレディース第2日 国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第2日が30日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。36歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)は、5バーディー、1ボギーの…

国内女子ゴルフ・パナソニックオープンレディース第2日

 国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第2日が30日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。36歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)は、5バーディー、1ボギーの68で回って通算2アンダー。65位から11位に浮上した。25日に新型コロナのワクチン3回目接種を終えて副反応で発熱。練習ラウンドなしのまま試合に出場しているが、この日から体調が回復したという。宮里藍、横峯さくらと同じ1985年度生まれで、今季ドライビングディスタンスは2位、直近2試合もトップ10入りと好調を維持。要因は「深く考えず、楽しんでいるから」と明かした。首位は通算8アンダーのテレサ・ルー(太陽生命)、2位は通算6アンダーで西郷真央(島津製作所)。

 会心のラウンドを終えた藤田が、自ら明かした。

「月曜日にワクチンを打って、38度を超える熱が出て、水曜日まで寝込んでいました。木曜日にはコースに来て、球は打ちましたが、すぐに帰りました。練習ラウンドはしていません。昨日も体がダルかったです。終わったらすぐに帰って寝ていました」

 しかし、今朝になると「少しいい感じになっていました」と言い、前半を36で乗り切り、後半は4バーディーで一気にスコアを伸ばした。キャディーは35歳でツアー7勝の吉田弓美子が担当。藤田は「選手なので選手の気持ちが分かって動きが速いし、距離計算も早い。パットが強目に入っていたら、『下りですよ』とささやいてくれました」と感謝した。

 調整不足をものともしない藤田は、直近2週は6位、2位と好調。この日の巻き返しで3週連続トップ10も見えてきた。さらに前週までのドライビングディスタンスは、252.50ヤードで全体2位につけている。36歳にして若手を凌駕する要因を問うと、「飛距離についてはオフに可動域を広げるトレーニングをしてきたのが良かったのかもしれません。その他は用具も含めて何も変えてはいないですが、何も考えずに楽しみながらプレーしているからですかね」と笑みを浮かべた。(THE ANSWER編集部)