■ディープボンド
【中間調整】昨年の天皇賞・春ではワールドプレミアのレコード駆けに3/4馬身差及ばすの2着。その後仏遠征、有馬記念2着、阪神大賞典連覇と実績を重ね、昨年の“リベンジ”を果たすべくここへ駒を進めてきた。中間は在厩でケアを施され、3月26日から馬場入りを再開。4月3日に坂路14-14ではあったが、昨年より1週間早い時期に初時計を出している。その後はほぼ予定通りの調整過程で、1週前には和田竜騎手を背にCWで古馬3勝クラスに大きく先着を果たした。
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【最終追い切り】最終追いは通例通り和田竜騎手が騎乗し、CW単走。単走とは思えない集中した雰囲気で直線に向くと、ラストは馬自ら気持ちを込めて重心を沈め加速する。ラストのラストで“ダメ押し”とも言うべき負荷を掛けられると四肢を大きく使って伸びた。
【見解】昨年より1週早く乗り出せたのは重馬場で負担が大きかった昨年の阪神大賞典と比べ、今年は消耗度が少なく回復も早かったことの表れだろう。心肺機能などは前走時でほぼ仕上がっており、この中間は微調整程度で大丈夫なのだが、それでも稽古駆けする馬らしくド迫力の動きを連発。最終追いで“ダメ押し”の負荷を掛けることができたあたり、心身ともに高いレベルで安定しているからこそ。鞍上のGIを獲らせてやりたい!という思いが伝わってくる稽古内容だった。悲願達成、濃厚。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
















