今回の「騒動」で最も株を上げた男と言ってよいでしょう。
高卒ルーキーながらロッテの正捕手に君臨する松川虎生捕手です。市和歌山からドラフト1位で入団すると、3月25日、楽天との開幕戦ではプロ野球史上3人目の高卒新人捕手開幕スタメンに名を連ね、見事に勝利へと導きました。5月10日のオリックス戦では佐々木朗希投手の完全試合をアシストしたことで、その評価は絶対的なものとなりました。
そして今回の「白井球審、朗希詰め寄り騒動」でも、18歳が見せた咄嗟の判断力に称賛の声が集まっています。
【関連記事】「あれはストライク」佐々木朗希の“球審問題”について佐藤義則氏が見解!「僕が投手コーチだったら・・・」
スポーツ紙のデスクは言います。
「エキサイトしてマウンドへと歩み寄った白井球審を、さりげなくミットで制して、最悪の事態を招かないようにアシストしました。動画を見返すと、白井球審からはその行動に対して何らかの言葉が吐かれたようにも見えますが、それにも感情を揺さぶられることなく、しっかりとチームを勝利に導いた。3月まで普通の高校生だった若者に、そんな対応はなかなかできませんよ」
となると、自ずとこんな疑問も沸いてきます。なぜ昨秋のドラフトでは競合にならず、ロッテは松川を単独1位で獲得することができたのか。
アマチュア野球の取材歴が長いスポーツライターは、こう証言します。
「松川は中学時代から同世代の小園健太(DeNA)とバッテリーを組み、硬式野球チーム「貝塚ヤング」でヤングリーグの日本一に輝いています。そのまま二人は市和歌山に入学し、3年春には選抜甲子園に出場。全国の舞台で注目を集めます」
「市和歌山の試合には常にスカウトが視察に訪れていましたが、そのお目当ては主に小園だった。松川は『いい捕手』だけれども、ここまでやると見抜いていたスカウトはロッテだけだったということです。アマ野球専門誌の評価も、小園の『A』に対して松川は『C』止まり。小園はDeNAと阪神の競合の末、DeNAが交渉権を引き当てました。同一高校からバッテリーがドラ1で指名するのは史上初。その瞬間、各メディアは『松川が1位!?』とロッテの指名を驚いたものですよ」
そして、こう続けるのです。
「超高校級のエースとバッテリーを組む捕手は、強打者を抑えても『ピッチャーがいいから』という評価になりがちです。そんな中でしっかりと松川の将来性を見いだしたロッテのスカウトは慧眼を称えられるべきです。さらにスタメンに抜擢した井口監督の決断も素晴らしいと思いますね」(前述のライター)
その名はすっかり全国区。松川が「マリンの顔」となる日も、決して遠い未来の話ではなさそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
【関連記事】止まらない白井審判員の炎上問題 絶対に犯してはいけなかった最大の過ちとは
【関連記事】審判に誰が金を払うかわかっているのか? ファンを置き去りにしている佐々木朗希「恫喝」騒動
【関連記事】なぜ白井球審は佐々木朗希のあの1球を「ボール」と判定してしまったのか























