昨シーズンの再来なるかー。
日本ハム・加藤貴之投手が26日、東京ドームで行われるオリックスとの一戦に先発登板する。
そのオリックスの先発投手は、チームのエースであり今や球界を代表する投手でもある山本由伸投手だ。
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実はこの2人、昨シーズン5月にも同じ東京ドームでの試合で一度投げあっている。
その際は、加藤が7回85球4安打無失点の好投で、山本との投げ合いを制した。
この試合は、昨年18勝5敗と圧巻の成績を残した山本の数少ない敗戦試合となっている。
それだけではない。昨年日本ハムはこの山本と2度対戦し、唯一山本に「勝ちを付けなかった」球団でもある。それだけに、今回も山本をどのように攻略していくのかという注目度も高い。
相手は大エースだが、加藤も負けてはいない。
今季はここまで5試合に登板し、2勝1敗、防御率2.17の成績。
前回登板の4月19日の楽天戦では9回90球3安打無失点で2勝目。シュート、スライダー、カットボール、フォークなど多彩な変化球を操り、楽天打線を完璧に封じ込めた。この勝利でメジャーリーグで活躍し「精密機械」と称された、グレッグ・マダックスにちなんだ「マダックス」(先発投手による100球未満の完封)を達成。これは山本も達成していない記録となる。新庄ビッグボスもこの快投劇を「カドックス、安心感バリバリありました。素晴らしかった」と絶賛している。
現在の日本ハムの中で最も安定している先発投手とも言えるだろう。
今シーズンから二段モーションに変更し、さらなるパワーアップを目指すなど常に高みを目指していること成績にも示されている加藤。
チームの投手陣を支える加藤が、再び山本との投げ合いを制し、勝利へ導くことができるか、注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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