畑岡奈紗が米ツアー6勝目 米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのDIOインプラントLAオープン最終日が24日(日本時間25日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルシャーCC(6447ヤード、パー71)で行われ、2位と4打差の首位で出た世界…

畑岡奈紗が米ツアー6勝目

 米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのDIOインプラントLAオープン最終日が24日(日本時間25日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルシャーCC(6447ヤード、パー71)で行われ、2位と4打差の首位で出た世界ランク12位・畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が同ツアー通算6勝目を挙げた。通算15アンダーで日米通算11勝目。2位のハナ・グリーン(オーストラリア)に5打差をつける圧勝。米記者は「アンストッパブル。凄い!」と称賛した。

 強さを見せつけた。畑岡は1番でバーディー発進。4、5番も連続でスコアを伸ばした。6番はボギーを叩いたが、7番のバーディーでバウンスバック。2位と5打差で後半に入ると、15番パー5でロングパットをねじ込み、イーグルを奪ってみせた。最終18番はボギーだったが、余裕をもって栄冠を勝ち取った。

 昨年9月以来の米6勝目。日本人では岡本綾子の17勝、宮里藍の9勝に次ぐ3番目だ。米記者はラウンド中からツイッターで勢いを称賛。米専門サイト「ゴルフウィーク.com」の女性記者ベス・アン・ニコラス氏は「ハタオカはアンストッパブル(止められない)。凄い!」と興奮気味につづった。

 米著名ゴルフライターのジェフ・シャッケルフォード氏も「動じないナサ・ハタオカが12番までで5打差リード。しかし、南西からの熱く乾燥した風が終盤を面白くするはず!」とリポートしていた。勝利を決めた後には、米専門誌「ゴルフダイジェスト」のケント・ペイズリー記者が「6勝目を挙げたナサ・ハタオカは、ジェシカ・コルダと並んでメジャータイトルのない現役最多勝選手に」と報じた。

 米専門サイト「ゴルフウィーク.com」は「ナサ・ハタオカが5打差でDIOインプラントLAオープン圧勝、6勝目を挙げた」の見出しで記事を掲載。「日本人スターは、使命を受けたかのようにパットを次々と沈めた」と好調のパットが冴えたことを伝えた。同じ黄金世代の渋野日向子のほか、笹生優花、古江彩佳らと本場で奮闘する23歳。悲願の海外メジャーVへ弾みをつける1勝だった。(THE ANSWER編集部)