開幕から早くも1か月が経過した。各球団、思ったような戦いができているチーム、また思ったようにいかず苦戦しているチームもあるが、野球ファンの注目を集めるのはあのロマン砲たちの活躍ぶりにもあるのではないか。

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 まずは球界屈指のロマン砲、日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)。22日のソフトバンク戦(札幌ドーム)、チームは万波の4号3ランが飛び出すなど3本塁打でソフトバンクに12ー5と快勝。一方、この日の試合で注目を集めたのは初回に清宮を「代走」で起用した場面。一塁走者の渡辺が足を痛めたこともあり、代走として起用されたのだが、まさかの代走起用に札幌ドームのファンもどよめいた。

 その後も出場を続けたがこの日は二直、空振り三振、一ゴロと3打数ノーヒット。打率は・146と低迷している。新庄ビッグボスも4番で起用するなど、本格覚醒を願い、粘り強く起用を続けているが、「デッドライン」に近づきつつある。

 オフには9キロ減量したことでも話題を呼んだが、清宮の現状にはこんな指摘もある。

 「まず打撃に関しては打てるゾーンと打てないゾーンがはっきりしていて、下半身の力もうまく使えていない。守備に関しても安定性を欠く場面もあり、まだまだ課題は多いといえそうです」(放送関係者)

 勝負の5年目、万波、野村らと共にチームの中軸を担う存在として期待を集めるが、厳しい状況が続いている。

 また同じパ・リーグで大型野手として期待を集めてきたのは楽天のオコエ瑠偉外野手(24)だ。

 21日に行われたイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)に出場したオコエは守備から途中出場すると、8回の第2打席でヤクルト宮台が投じたスライダーを完璧に捉え、左翼席に放り込んだ。

 オフに「左膝関節軟骨欠損症」に関して、自家軟骨移植術を受けた。昨年も左手首、左ひざを手術と近年は度重なる故障に悩まされている。楽天の外野陣は現在、新加入となった西川、新外国人のマルモレホス、辰巳のラインアップとなっている。

 「楽天の外野陣は体調不良で離脱していた岡島や島内など激戦区。ここからよほどアピールしていかないとなかなか一角には食い込めないかもしれない」(同)

 戦線復帰したばかりのオコエだが、ここからいかに調子をあげていくかが鍵を握りそうだ。


 最後は立浪新監督の下で覚醒なるかと注目を集めているのがプロ3年目の中日・石川昂弥内野手(20)だ。

 22日の巨人戦(バンテリンドーム)で相手エースの菅野から初アーチをマークした。1点を追う2回先頭の打席で内角高めの147キロ直球を振りぬくと左中間へ放り込んだ。

 「初めてあのコースを打てたので、自信を持ってやっていきたい」とキッパリ。力負けしない打撃を示せたことでまた一歩、階段を上がった。ここまで20試合に出場し、打率・257、3本塁打、9打点。チームの悲願ともいわれる和製大砲へ夢が膨らんでいる。

 ロマン砲とは見る人にロマンを呼び起させる大きなスケール感を持った選手に使う言葉。様々な道を歩むだろうが、今後も成長を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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