■カラテ
【中間調整】前走は中2週で参戦した中山記念。オープン入りしてからは一貫してマイルで使われてきた馬なだけに、管理する高橋祥泰調教師の引退に合わせた、やや強引な臨戦とも思われた。しかしメンバー最速の末脚で追い込み2着を確保と、底力を感じさせた一戦となった。その後は放牧を挟み、3月30日に転厩先となる栗東・辻野泰之厩舎へ入厩。蹄に弱さを抱えていることから、4月2日からの坂路調整は慎重に進められる。蹄に問題がなさそうなことをしっかり確認し、ようやく1週前にこの厩舎本来の調整法であるCW追いを消化。かなり久々のコース追いで戸惑いがあったのか、仕掛けへの反応にはやや鈍さを感じさせた。それでも最後は相手2頭をねじ伏せるようにして先着を果たしている。
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【最終追い切り】最終追いもCWで併せ馬。重賞勝ち馬ワイドファラオを外先導する形で入ったが、体が並んでからの勢いは劣勢。それでも鞍上の懸命な仕掛けに渋太く脚を伸ばし、なんとか半馬身先着を決めている。
【見解】1週前、最終追いとコースで強い負荷を掛けられており体調、そして蹄への不安はほとんどなさそうだ。しかし入厩当初に慎重だった分、仕上がりの進み具合は若干物足りない印象がある。最終追いでゴール板を過ぎてもグイグイと追われていたあたりも、追い不足を補う意図があってのことか。久々のコース調整がどう出るか未知数な面もあり、ポテンシャルをフルに発揮できないケースは考えておくべきかもしれない。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。





















