女子テニスで世界ランク25位のE・スイトリナ(ウクライナ)、同52位のM・コスチュク(ウクライナ)、同135位のL・ツレンコ(ウクライナ)らがSNSを更新し、ロシアとベラルーシの選手が大会出場する際に3つの質問に答えるように要求した。>>…

女子テニスで世界ランク25位のE・スイトリナ(ウクライナ)、同52位のM・コスチュク(ウクライナ)、同135位のL・ツレンコ(ウクライナ)らがSNSを更新し、ロシアとベラルーシの選手が大会出場する際に3つの質問に答えるように要求した。
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ロシアがウクライナ侵攻を始めてから約2カ月が経過し、ウクライナの選手はこぞって、同じ声明を発表した。
投稿は次の通りとなっている。
親愛なるテニス界の皆様へ。
ジネッタ・セーガン(アメリカ人権活動家)はかつて、“不正に直面して沈黙することは、抑圧者に加担することだ”と言った。今、これ以上のことはない。2022年2月24日、ロシアはベラルーシの支援を得て、ウクライナに攻撃を仕掛けた。今、私たちの国で、私たちの家で、戦争が起きている。すべてのウクライナ人は家を離れ、生きるために戦うことを余儀なくされている。50日以上前から、ロシア軍は私たちの都市を爆撃し、民間人を殺害している。市民を殺戮している。また、ベラルーシの領土を利用して、ウクライナを西と北から爆撃している。何百万人もの人々が家を失い、何百万人もの子どもたちが爆発、恐怖、死がどのようなものかを知っている。それが今、ヨーロッパの中心で起こっている。
アスリートとして、私たちは人目を気にしながら生活しているし、それゆえに大きな責任を負っている。ソーシャルメディアにおける私たちの投稿や意見の一部は 地方テレビ局よりも多くの視聴者に届く。危機に瀕したときの沈黙は、起きていることに同意することを意味する。私たちは、ロシアやベラルーシの選手たちが戦争について漠然と言及し、ロシアとベラルーシがウクライナの領土で戦争を始めたとは決して明言しないことに気づいた。今、それを選択した人たちの沈黙が、私たちの母国での殺人の継続につながるのだから、耐え難いことである。
私たちは、WTA(女子テニス協会)、ATP(男子プロテニス協会)、ITF(国際テニス連盟)に対し、ロシアとベラルーシを代表する選手が以下の質問に答えるようにすることを要求する。
1. ロシアやベラルーシがウクライナ領に侵攻し、その結果、これらの国々が戦争を始めたことを支持しますか?
2. ロシアとベラルーシのウクライナにおける軍事活動を支持しますか?
3. プーチンやルカシェンコ(ベラルーシの大統領)の政権を支持するのか?
これに該当する場合、私たちはロシアとベラルーシの選手を排除し、出場を禁ずることを要求する。すでにウィンブルドンで起こっているようにロシアとベラルーシの選手を国際大会に参加させないことを要求する。
沈黙が裏切りになる時が来る、その時は今だ。