プレミアリーグ第25節延期分、チェルシーvsアーセナルが日本時間20日27:45にスタンフォード・ブリッジでキックオフさ…

プレミアリーグ第25節延期分、チェルシーvsアーセナルが日本時間20日27:45にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。泥沼のアーセナルが難所ブリッジで連敗ストップを目指す今季2度目のビッグロンドン・ダービーだ。

前節、サウサンプトン相手に6-0の大勝を収めて公式戦連敗をストップした3位のチェルシー(勝ち点62)。ただ、先週に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でレアル・マドリーを3-1で破り、延長戦まで持ち込む前回王者の意地を見せたが、最終的に準々決勝敗退。大会連覇の夢が潰えることになった。

これにより、シーズン残りの目標は直近の試合でクリスタル・パレスを2-0で破り、ファイナル進出を決めたFAカップのタイトルと、2強に大きく水をあけられたプレミアリーグでの3位フィニッシュとなる。

2試合消化が多い4位のトッテナムとの勝ち点差は「5」と比較的余裕があり、崖っぷちの対戦相手に比べてこの一戦に懸けるモチベーションは劣るが、本拠地ブリッジでの連敗ストップ、トップ4フィニッシュをより確実なモノとするため、きっちりダービーで勝ち切りたい。

一方、2月から3月半ばまでの5連勝によって一時は久々のCL出場権獲得は濃厚と見られたアーセナル(勝ち点54)。しかし、第27節でリバプール相手に2カ月半ぶりの黒星を喫すると、直近はクリスタル・パレス、ブライトン、サウサンプトンとボトムハーフの相手にまさかの3連敗。前日にマンチェスター・ユナイテッドがリバプールに大敗したため、得失点差で5位に再浮上したが、宿敵スパーズに4位の座を明け渡している状況だ。

さらに、この試合後にはユナイテッド、ウェストハムとトップ4を争うライバルとの連戦を控えており、格上相手のアウェイゲームと言えども、連敗をストップするだけでなく勝ち点3を持ち帰りたいところだ。

なお、今シーズンの開幕2試合目で開催されたエミレーツ・スタジアムでの前回対戦は、ブルーズ再デビューを飾ったFWルカクのゴールなどでアウェイのチェルシーが2-0で完勝。ただ、昨シーズンはアーセナルがシーズンダブルを決めており、直近の相性的にはほぼ互角と言える。

◆チェルシー◆

【3-5-2】

予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ

DF:クリステンセン、チアゴ・シウバ、リュディガー

MF:リース・ジェームズ、カンテ、ジョルジーニョ、マルコス・アロンソ

MF:マウント

FW:ハヴァーツ、ヴェルナー

負傷者:DFチルウェル、MFコバチッチ、FWハドソン=オドイ

コロナ陽性者:なし

出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはチルウェル、ハドソン=オドイに加え、直近のパレス戦で足首を負傷したコバチッチが欠場となる。

システムに関しては[3-4-2-1]、[4-2-3-1]、[4-3-3]と複数のオプションがあるが、直近で機能している[3-5-2]の継続が濃厚だ。

スタメンに関しては前述の11人を予想したが、アスピリクエタ、ロフタス=チーク、プリシッチ辺りにも出番がありそうだ。

◆アーセナル◆

【3-4-2-1】

予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール

DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ

MF:セドリック、サンビ・ロコンガ、ジャカ、ヌーノ・タヴァレス

MF:ウーデゴール、サカ

FW:マルティネッリ

負傷者:DF冨安健洋、ティアニー、MFトーマス

コロナ陽性者:FWラカゼット

出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはティアニーとトーマスの欠場が確定。ふくらはぎのケガからようやく回復し、チームトレーニングに復帰した冨安、新型コロナウイルス感染のラカゼットの2選手に関してはギリギリまで状態を見極める必要がある。

システムに関しては[4-3-3(4-2-3-1)]、ここ数試合の試合途中に使っていた[3-4-2-1]のいずれかを採用することになる。直近の3連敗という結果、3バック濃厚の対チェルシーという部分で後者のサプライズ採用を予想する。

スタメンに関しては3バックの中央にホールディングを据え、両ウイングバックにセドリック、ヌーノ・タヴァレス。3トップにウーデゴール、マルティネッリ、サカの起用を予想。前線に関してはスミス・ロウ、エンケティア、ペペの起用も想定される。

★注目選手

◆チェルシー:FWティモ・ヴェルナー

Getty Images

シーズン最終盤に入ってようやく本領発揮。昨シーズン鳴り物入りでの加入となったものの、52試合12ゴールと期待外れの1年目を過ごしたヴェルナー。加入2年目はFWルカクの加入もあってシーズン序盤から勝負のシーズンとなったが、1年目以上に厳しい状況に。

そのため、今シーズン限りでの退団の可能性も取りざたされるが、今月に入ってからはこれまでの鬱憤を晴らすべく印象的な活躍を披露している。

9日に行われたサウサンプトン戦で昨年10月以来のリーグ戦ゴール含む2ゴールを挙げると、CLマドリー戦では大会最多王者を一時敗退危機に追い込む1ゴール1アシストの活躍を見せた。さらに、直近のパレス戦でも1アシストを記録しており、フィニッシャー、チャンスメーカーとして絶大な存在感を示す。

現在は代表の同僚でもあるハヴァーツと2トップ気味にプレーする機会が増え、司令塔マウント、コバチッチら質の高いパサーとの関係性も良好。引き続きシュート精度には課題が残るが、ほしいタイミングでボールを引き出せる場面が多く、シュート本数の多さでゴールの確率を埋めている。

対戦相手のアーセナルは極端に引いて構える戦い方を選ぶ可能性は低く、自身にとっては比較的戦い易い相手だけにマドリー戦のような活躍を期待したい。

◆アーセナル:FWブカヨ・サカ

Getty Images

苦境のチームを救う自身初のリーグ2桁ゴールを狙う。ユーロ2020での失意を乗り越えて一回りも二回りも逞しくなった20歳のアーセナルの至宝。今シーズンはすでにバルセロナへ旅立ったFWオーバメヤン、決定力を欠くFWラカゼットやFWエンケティアに代わり、同じく生え抜きのMFスミス・ロウと共にチーム最多タイのリーグ戦9ゴールを挙げ、パンチ力不足の攻撃を牽引している。

ただ、開幕から全試合出場を継続するサカは勤続疲労に加え、スミス・ロウやラカゼットらの不振によって、ここ数試合では相手守備陣からファウルを辞さない徹底監視に遭い、直近の3連敗中ではらしくない決定機逸など、ややパフォーマンスを落としている印象だ。

とはいえ、崖っぷちのチームが再浮上するためには若きエースの活躍が必須だ。この試合でアーセナルがどのようなゲームプランで、サカをどの位置で起用するかは不明だが、ティアニー、トーマスの不在で攻め手が限られる中でガナーズの背番号7の個の打開力、ウーデゴールやマルティネッリとのコンビプレーがチェルシーの堅守攻略のカギを握る。