■アスクビクターモア
【中間調整】3番人気で臨んだ前走・弥生賞はスローペースの2番手で進み、直線では早めに先頭へ。ゴール前で2歳王者ドウデュースに迫られたが、クビだけ残っての先頭ゴールインを果たした。派手な着差ではなかったが、渋太さは世代でもトップレベルだろう。その後は山元トレセンでの短期放牧を挟み、3月23日に帰厩。26日に坂路14-14で息を整え、31日にはウッド5F65秒6、4月7日の1週前では終い重点で5F66秒3と速い時計をマークした。いずれも余力を残し、単走でのもの。ストライドを大きく伸ばせており、ブレのない走りが印象的で、高いモチベーションと体調の絶好さを感じさせる内容だった。
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【最終追い切り】最終追いもウッド単走。序盤から抜群の推進力で猛然と進んでいくが暴発ではなく、しっかり脚が溜まった状態なのがいい。外側に誘導された直線では馬自ら気合いを込めて加速。この日も単走とは思えない迫力を感じさせた。最後だけ鞍上の手が動いたが、ズブくて追わせたのではなく馬の走りたい気持ちに応えるアクションだろう。
【見解】走る気持ちが強い馬で、そのあたりを考慮しオーバーワークにならないよう、前走を踏襲した単走オンリーの調整。それが絶妙にハマっているようで、前向きさがありつつ闘志をグッと秘めパワーを序盤に温存する、メリハリある動きができている。持ち前の渋太さを最大限に発揮できそうな雰囲気。3戦3勝と無敗の中山芝2000mが舞台だし、上位争いは必至か。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

















