2021年の関東学生秋季卓球リーグで2部1位に輝いた國學院大學女子卓球部。取材時(2022年2月)に4年生だった阿部里歩は豊田自動織機、小島叶愛は十六銀行と実業団へ進むなど、実力者を揃えたチームだった。そのチームを裏で支える町田幸希コーチ、…
2021年の関東学生秋季卓球リーグで2部1位に輝いた國學院大學女子卓球部。取材時(2022年2月)に4年生だった阿部里歩は豊田自動織機、小島叶愛は十六銀行と実業団へ進むなど、実力者を揃えたチームだった。
そのチームを裏で支える町田幸希コーチ、現主将の高橋沙希、人見剛監督に話を聞いた。
【國學院大學女子卓球部】関東学生リーグ2部に所属する卓球強豪校。2021年の秋リーグではオープン開催ながら2部1位に輝いた。2022年3月卒業の阿部里歩は全日学シングルスベスト8に入り、卒業後は実業団・豊田自動織機へ。同じく2022年3月卒業の小島叶愛も卒業後は実業団・十六銀行へ進んでいる。
サービスの名手がコーチを務める
写真:リーグ戦のベンチでアドバイスを送る町田コーチ(写真左)/撮影:ラリーズ編集部
そういう部分に加えて、サービスからの展開を教えることもしています。サービスがちょっとだけ得意なので(笑)。
デスサービスも取らせてもらいました。1メートルくらい上に吹っ飛ばしました。詳しくは動画をご覧ください。
町田コーチが今まで指導してきて嬉しいと感じたのはどういう部分ですか?
町田幸希コーチ:例えば、この前(2021年12月)のリーグ戦も、4年生が試合にあまり出ないのに来てくれたりとか、後輩のためにサポートをしてくれたりとかするのが國學院大學の良いところだなと思いましたし、自分も嬉しいなと感じましたね。――今後はどういうチームにしていきたいですか?町田幸希コーチ:高校の頃より少しでも良いのでレベルアップしてくれたら良いなというのが自分の一番の思いです。國學院大學は、環境も良くて人柄も良くて楽しいと思いますし、OB・OGのつながりも多くあります。新しく選手が入ってきてくれたときに「ああ良いな」と思ってもらえるチームにしていきたいです。結果も大事なんですけど、まずはみんなが楽しくやってくれるのが良いので、そこに少しでも力を貸していきたいなと思います。
今後も國學院大學をよろしくお願いします!
卓球に打ち込める環境が整う國學院大學
続いて、現女子主将の高橋沙希に話を聞いた。
写真:高橋沙希(國學院大學)/撮影:ラリーズ編集部
男女でも仲が良いので、練習をお願いしやすいのも特徴の1つですね。
写真:國學院大學卓球部を2022年3月に卒業した小島叶愛、阿部里歩、小林美結/撮影:ラリーズ編集部
写真:國學院大學卓球部の練習場/撮影:ラリーズ編集部
大学生活ラストなので卓球も頑張りつつ、みんなと良い思い出を作れるように楽しみます!
写真:高橋沙希(國學院大學)/撮影:ラリーズ編集部
自分の可能性にまだ飢えている人が合うチーム
最後に人見監督に今後のチームについて尋ねた。
――國學院大學卓球部にはどういう選手が合いますか?人見剛監督:2021年度のチームは35人いたんですが、そのうち6割の21人がスポーツ推薦で残り4割はそうじゃない入試で入ってきています。國學院大學で本当に卓球がしたいという熱い想いがある子は、一般入試も手が届く範囲だと思うので、そういう入り方もあります。自分の可能性にまだ飢えている人、卓球でもう1チャレンジしたいなど、〇〇したいという野望のある選手が合うと思いますね。
――今後どういうチームを作っていきますか?人見剛監督:右肩上がりのチームだったわけじゃなく、ゆっくりゆっくり来たチームなんですが、僕が最近思っているのは全国大会でも優勝を狙えるような選手が出てきましたから、ここまで来たら一回でいいから日本一になりたいです。そこに立ったら何が見えるのかが楽しみです。
写真:國學院大學女子卓球部/撮影:ラリーズ編集部
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)