男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク236位のS・ワウリンカ(スイス)は同36位のA…

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク236位のS・ワウリンカ(スイス)は同36位のA・ブブリク(カザフスタン)に6-3, 5-7, 2-6の逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。
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37歳のワウリンカは、昨年3月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)以降、左足の負傷および手術によりツアーを離脱。先月、エニーテック365・アンダルシア・オープン(スペイン/マルベーリャ、クレー、ATPチャレンジャー)で1年ぶりの公式戦復帰を果たしたが、世界ランク131位のE・イメル(スウェーデン)にストレート負けを喫していた。
ワウリンカは今大会の記者会見で、1年ぶりのツアー復帰について「奇跡とは言わないけど、1年以上というのはとても長くて大変だった。数週間で退院できると思っていた。だけど、1年以上もの間、何度も迷いながら過ごした」と語った。
復帰後、初勝利を掴みたいワウリンカはオープニングゲームでいきなりブレークを許すも、第2ゲーム、第6ゲームでブブリクのサービスを破り、27分で第1セットを先取する。
リードするワウリンカがこのまま優勢に試合を進めるかと思われたが、第2セットに入るとブブリクは持ち前のビッグサーブでサービスエースを10本決める。互いに譲らずブブリクのゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム、ワウリンカは3度ブブリクにセットポイントを握られるもこれを凌ぐ。しかし、第12ゲームで再びセットポイントを与えると、これをブブリクが決めて1セットオールとなる。
ファイナルセット、ワウリンカは第1ゲームで2度のブレークポイントを掴むも生かせず。逆に直後の第2ゲームをブレークされると、第6ゲームでもブレークを許す。ワウリンカは第7ゲームでマッチポイントを凌ぎブレークバックをするも、続くゲームをキープできず、ブブリクが2時間7分で勝利を掴んだ。
ワウリンカは昨年2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来となる白星を飾ることはできなかった。
勝利したブブリクは2回戦で、第13シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と予選勝ち上がりのS・バエス(アルゼンチン)の勝者と対戦する。