2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップで日本代表と同じプールAに入る可能性があるルーマニア代表が、6月のテストマッチ日程を発表した。来日して同月10日に熊本で日本代表と対戦し、そのあとは北米に飛んでエドモントンでカナダ代表と試…

 2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップで日本代表と同じプールAに入る可能性があるルーマニア代表が、6月のテストマッチ日程を発表した。来日して同月10日に熊本で日本代表と対戦し、そのあとは北米に飛んでエドモントンでカナダ代表と試合をすることはすでに決まっていたが、新たに、24日に自国のブカレストでブラジル代表戦をおこなうことが追加決定した。

 ルーマニアは現在、世界ランキング16位(日本は11位)。今年のラグビーヨーロッパ・インターナショナルチャンピオンシップ(前 ヨーロピアン・ネーションズカップ)では、2019年ワールドカップ出場を決めているジョージアを8-7で破り、7年ぶりに優勝した。
 ワールドカップ欧州予選はスペイン、ロシア、ドイツなどと戦い、ここを1位通過すれば出場権獲得となり、日本、アイルランド、スコットランドと一緒のプールに入る(プールAのあと1枠は、ヨーロッパ予選2位チーム×オセアニア予選3位チームによるプレーオフ勝者)。

 今回ルーマニアと初対戦することになったブラジルは、現在世界ランキング31位だが、昨年2月にはアメリカを1点差で下して歴史的初勝利を遂げ、今年3月にはカナダ相手に24-23で金星を獲得するなど力をつけており、ワールドカップ初出場を目指して南米予選の第3ラウンドまで勝ち進んでいる。

 6月に静岡と東京で日本代表とテストマッチ2試合をおこなうアイルランド代表は、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(4年に一度結成されるドリームチーム。同時期にニュージーランドへ遠征)に招集された11人と負傷者などを除くスコッドでツアーに出て、来日する前にアメリカのニュージャージー州でアメリカ代表ともテストマッチを予定している。

 スコットランド代表もテストマッチ3試合を組んでおり、シンガポールでイタリア代表と対戦したあと、シドニーでオーストラリア代表に挑み、ツアーの最後はパシフィックアイランドに渡ってフィジー代表と対戦する。