意地を見せた。8日の日本ハム戦(札幌ドーム)に「1番・左翼」で先発出場した楽天・西川遥輝外野手(29)が2打点1盗塁と攻守に躍動、チームの勝利に貢献した。
古巣の日本ハムと本拠地で初対戦となったこの試合、まずは守備で魅せた。1点リードの3回一死二、三塁のピンチで日本ハム・野村の放った打球は左飛となった。ここで二走と三走がともにタッチアップ。左翼を守る西川は中継の渡辺佳に好返球。三走がホームインするより先に渡辺佳が二走の上野にタッチしたため、得点は認められないファインプレーとなった。
さらに打撃でも存在感を示した。直後の4回には一死二、三塁の好機で打席を迎えると、日本ハム・伊藤の甘く入った直球を振り抜き、右前へ運び、2点適時打をマーク。さらに一塁走者としてすぐさま二盗にも成功と走攻守で持ち味を存分に発揮してみせた。
「北海道のファンの皆さんの前でプレーしている姿を見せられてよかったです」と言葉を噛み締めた西川。胸に秘めた思いがあった。昨年、11月に日本ハムからノンテンダー通告を受けた。日本ハムで過去4度の盗塁王に輝くなど、主力選手として確固たる実績を積み上げてきたが、突然の自由契約にとまどいを隠せなかった。
その後、楽天に入団した際にはこの間のことを振り返り「本当に不安でしたし、もしかしたら野球ができないんじゃないかと、ネガティブな考えにもなったりした」と率直な心情を吐露したこともあった。
苦境は結果を出して乗り越えるしかない。新加入となった楽天ではここまで9試合に出場し、打率・267、出塁率・410とリードオフマンとしてチームを引っ張る。この日の活躍には石井GM兼監督も「(4回の)タイムリーも大きかった。盗塁というところもあれだけ警戒されている中、走れる。本当にすごくいい選手」と最敬礼。西川の第二章はまだ始まったばかりだ。
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