村田諒太VSゴロフキンの日本史上最大興行に参戦 ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級王座統一戦は、9日にさいたまスーパーアリーナで行われる。7日は都内のホテルで会見が行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF王者ゲンナジ…

村田諒太VSゴロフキンの日本史上最大興行に参戦

 ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級王座統一戦は、9日にさいたまスーパーアリーナで行われる。7日は都内のホテルで会見が行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が出席した。セミファイナルのWBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)と同級2位・山内涼太(角海老宝石)も登壇。決戦前の心境を明かした。戦績は24歳の中谷が22勝(17KO)、27歳の山内が8勝(7KO)1敗。

 ビッグマッチのセミファイナルへ、両者が胸を高ぶらせた。興行はPrime Videoで独占生配信。2度目の防衛を狙う王者・中谷は「177ラウンドのスパーリングを行うことができて、本当に充実した試合までの過程だった。すごくいいトレーニングができました。いつも通り、僕のボクシングをする。離れても良し、くっついても良しという対応力を引き出せる練習をした」と明かした。昨年末の予定から延期となり、長いラウンドのスパーの機会が増えたという。

 佳境に入った減量は順調。8日の前日計量後のリカバリーには、ウナギとオムライスを予定している。ここまで「感謝」の言葉を胸に調整してきた24歳。「凄く大きなイベントに出させていただける。たくさんの方々にサポートをしていただいた。感謝という言葉を届けられるボクシングにしたい。中谷潤人という名前を覚えてもらえるような熱い試合をしたい」と誓った。

 山内は世界初挑戦だ。「今までで一番充実した練習ができた。変わったことはしていない」と強調。「順調に体重も落ちている。明日、計量を終わって会長の雑炊を食べてリカバリーしたい」と明かした。観衆は最大1万6000人を予定。この日は多くの報道陣の前で緊張気味にマイクを握り、「こういう会見も今までやったことがなかったので、やっと(世界戦に)出させてもらえる実感が湧いてきた。より楽しんでやりたい。勝つことを大事にしたい」と意気込んだ。(THE ANSWER編集部)