10日に阪神競馬場で行われる第82回・桜花賞(GI、芝1600m)の過去10年デ…
10日に阪神競馬場で行われる第82回・桜花賞(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
昨年の阪神ジュベナイルFを制したサークルオブライフ、その2歳女王を前哨戦のチューリップ賞で下したナミュールが「2強」を形成し、2戦2勝のクイーンC勝ち馬・プレサージュリフト、阪神ジュベナイルF2着のラブリイユアアイズ、同3着のウォーターナビレラなどが出走登録している。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
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■後の名牝も桜花賞では「2番人気」
過去10年、1番人気は【1-3-1-5】勝率10.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%となっている。意外にも不振の傾向にあり、2014年のハープスターを最後に7連敗となっている。ただ、僅差の1番人気が多く、昨年1番人気2着のサトノレイナスは単勝3.3倍、2番人気で優勝のソダシは3.6倍。2020年も1番人気2着のレシステンシアは3.7倍で、2番人気で優勝のデアリングタクトは4.2倍と僅差のオッズだった。
一方の2番人気は【5-3-0-2】で勝率50.0%、連対率・複勝率80.0%のハイアベレージ。前述のソダシやデアリングタクトのほか、2019年のグランアレグリア、18年のアーモンドアイ、12年のジェンティルドンナと、後に歴史的名牝と呼ばれる活躍を見せた馬も、桜花賞では2番人気に甘んじていた。
今年、サークルオブライフとナミュールが1、2番人気を争う図式となるが、桜の女王の栄冠、そしてその先の名牝への蹄跡を歩むには、本競走で「2番人気」というキーワードが浮上してくる。
3番人気は【1-1-3-5】で複勝率50.0%。近2年は馬券圏外に沈んでいるが、2016年にジュエラーが制して19年のクロノジェネシスまで、4年連続で馬券に絡んでいた。
穴馬で面白いのが【1-2-0-7】の7番人気と、【1-0-2-7】で単勝回収率408%でトップの8番人気だ。7番人気では2013年のアユサンが波乱を演出したほか、15年2着のクルミナル、19年2着のシゲルピンクダイヤの3頭が食い込んだ。8番人気は2017年のレーヌミノルが単勝1.4倍のソウルスターリングらを退けて桜の女王となり、15年3着にコンテッサトゥーレのほか、昨年3着のファインルージュは記憶に新しい。
2番人気を軸に1番人気と3番人気が相手本線、そして7、8番人気を押さえる、という買い方が桜花賞攻略のセオリーとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部