■キングオブコージ
【中間調整】右後肢の骨折で1年弱休養していたが、復帰3戦目だった前走のAJCCで圧巻の末脚から快勝。破竹の4連勝で2000年目黒記念を制した実力馬が、見事な復活Vを果たした。前走は中5週という間隔での勝利だったが、イラつく面が目立つなど精神的にはギリギリ。本来はリフレッシュしたほうが落ち着いていい状態で走れることから、休養を挟んで大阪杯へ直行となった。2月24日に栗東へ帰厩。じっくり状態を確認され、3月2日に初時計となる坂路14-14を消化した。以降、最初は坂路で心肺機能とスピード感覚を養い、レースが近づくにつれスタミナとレース感覚をブラッシュアップするコース追いに切り替えるという、この馬のいつものパターンで調整されている。2週前のCW追いは3頭併せで先行2頭を外から大きくマクる、ハードな内容。1週前のCW追いはとても単走とは思えない迫力で終いに切れた。
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【最終追い切り】この中間は指揮官・安田翔師が付きっ切りで調教。最終追いも師が跨り、CWで単走の調整を行った。先週までで負荷は十分掛かっており、今週は息を整え微調整する程度の内容で大丈夫。いい意味で“遊び”を感じさせる軽快さで直線に向かい、最後までほとんど鞍上のアクションはなかったが、馬自ら気持ちを乗せ絶品の切れを披露した。
【見解】2週前の3頭併せで一気に気配を上げてきたようで、先週今週と気迫満点の姿。特に今週は序盤にまったく力まず脚を溜め、ラストは一気にそれを弾けさすメリハリのある動きができていた。課題の精神面に大きな進境を感じさせられた。安田翔師が思い描いた通りの、納得の仕上げ。相手は一気に強くなるが好勝負に持ち込める。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。




















