4月17日に都内で開催される「RIZIN.35」に向けて、浅倉カンナが3月31日に千葉県内のジムで公開練習を行った。 RIZINの中心選手としてスーパーアトム級の最前線で戦う浅倉カンナ。しかしここ2戦は昨年のスーパーアトム級王者の浜崎朱加…

 4月17日に都内で開催される「RIZIN.35」に向けて、浅倉カンナが3月31日に千葉県内のジムで公開練習を行った。

 RIZINの中心選手としてスーパーアトム級の最前線で戦う浅倉カンナ。しかしここ2戦は昨年のスーパーアトム級王者の浜崎朱加、RIZIN初参戦の大島佐緒里を相手に現在2連敗中と苦しんでいる。

・今すぐ読みたい→
【RISE】天心のRISEラストマッチに関して同僚・白鳥が激白! 「天心のセコンドは朝倉未来? 話題性を取ったんじゃないですか」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/tenshinnasukawa-rise-last-match-02/

 

 3月23日に行われた『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』の記者会見で、4月17日(日)に行われる試合でSARAMIとの対戦が実現した事が発表された。対戦相手のSARAMIは、2021年11月に黒部三奈との戦いに勝ち、修斗女子世界スーパーアトム級王者の座に輝くなど、今勢いのある選手だ。

 記者会見では互いにこの試合にかける意気込みや、お互いの印象について語り、その後に行ったインタビューでは、過去の2戦を振り返りながら次戦への意気込みを語った。

 浜崎朱加やRENAなどの実力者が次々に負けている 同階級。しかしそんな状況についても浅倉の考えは前向きだった。

「良く思えば全体のレベルが上がってきているのかなと思います。こういう状況になって、日本人選手が出れるようになったじゃないですか。だからこそ下の人たちは、出たくて頑張るようになる。そこの気持ちが自分には足りていなかったかもしれない」

と、全体のレベルの底上げに好印象を持ちながらも、各選手のハングリー精神に自分の足りなかったピースに気付かされたようだった。

 

 対戦相手のSARAMIも苦労しながら這い上がって来た選手。昨年11月6日SARAMI 対 黒部三奈の戦いについての質問については、

「見に行きました。自分が10月に負けて、泣きながら帰りましたね。その時黒部さんと練習してたんで、黒部さんは、あんなにいい試合して、結果は負けちゃったけど、自分には響いた試合で。自分が本当に情けないなと思って泣きながら帰りました」

共に練習してきた黒部三奈の戦う姿には、心を動かされるものがあったと語った。

そして敗戦後には、黒部から「また頑張れよ」と普段と変わらぬ様子で励まされたと明かした。

 さらに浜崎朱加が伊澤星花に負けた試合についての質問には、

「悔しかったです。自分がやっぱり倒したかった。そこにいない自分も悔しいし…。悔しさしかなかったです」

と、何度も何度も悔しさを口にしていた。

 

 また、その試合後に浜崎が、「カンナに負けたかった」と言っていた事を関係者から伝えられた浅倉は、全力でぶつかりあって来た戦友からの言葉に涙をこらえることはできなかった。

「ほんとうですか?それはほんとに嬉しいです。また浜崎さんにたどり着きたいですね」

と、浜崎の浅倉に対する思いに涙を流しながら、再戦を強く誓った。

 様々な経験と思いを胸に臨むSARAMI戦について、対戦相手の印象と意気込みを語った。

「(前の試合は)見返しましたけど、ほんとうにダメなパターンでした。でも今はもう、くよくよしてないです。くよくよなんてしてられないです。そんな暇はないんで。もう負けたことはしょうがないんで、次どうするかを考えます」

「SARAMIさんは、選手一人で、自分もジムに選手があんまりいなくて。でも厳しい相手なので、きつい試合になると思います。今度はがむしゃらにでも勝ちに行きたい。簡単にとれる試合ではないと思いますけど、とりあえず勝ちに行きたいです。1年半くらい勝ちが無いので、とにかく勝ちたいです」と勝ちに飢えている様子を隠そうとしなかった。

 過去の2連敗と、現王者浜崎の言葉に胸を熱くした浅倉。この悔しさを力に変え、勝利を掴みとって欲しい。

 

・今すぐ読みたい→
RISE・伊藤会長が語る那須川天心VSメイウェザー戦の全貌
格闘家・浅倉カンナとボクシング銅・並木月海が異色のガールズトーク!好きなタイプは「チヤホヤしてくれる人」
「契約金7千万円が振り込まれた通帳を見て? 本当に振り込まれたって思いました」元西武の投手でキックボクサー・相内誠が激白③