女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は29日、シングルス準々決勝が行われ、第22シードのB・ベンチッチ(スイス)が世界ランク249位のD・サビル(オーストラリア)を6-1, 6-2のストレートで下し…

女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は29日、シングルス準々決勝が行われ、第22シードのB・ベンチッチ(スイス)が世界ランク249位のD・サビル(オーストラリア)を6-1, 6-2のストレートで下して4強入りを決めた。試合後、次戦の対戦相手となる同77位の大坂なおみについて言及した。
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両者は4度目の顔合わせで、これまで大坂の1勝3敗。2013年の初対戦時に勝利して以降、2019年に3戦全敗を喫している。
ベンチッチは2019年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で勝利して以来、約2年半ぶりの対戦について次にように語った。
「今の彼女とは長い間、対戦していない。記憶が正しければ、前回対戦したのは2019年の全米オープンだったわ。その年は彼女に対して、間違いなく素晴らしいプレーができた。自分の調子もそうだけど、対戦相手との相性もある」
「ランキングが下の選手と対戦するのは厳しい時がある。みんな知っている通り、私はそのような試合(ランキングが下の選手との試合)が好きじゃない。この大会を見れば分かると思うけど、女子テニス界ではランキングはあまり重要ではない。でも、自分のベストを尽くして、今やっているテニスを続けていきたいと思っているわ」
また、ベンチッチは大坂との対戦で気に入っている点は2019年に3戦全勝していることと明かした。
「戦術を語るつもりはないけどね。でも確かにそうだわ。私はいつも彼女に対して失うものは何もなかった。でも、彼女は明らかに守るものが多かった。彼女は多くのグランドスラムで優勝しているから、そのような立場にあった。だから、それも影響しているのだろう。もちろん戦術的なこともだけど、今はそれを議論する場ではないわ」
大坂とベンチッチの準決勝は現地31日の15時(日本時間4月1日の4時)以降に開始予定で、大坂が勝利するとWTA1000で自身4度目、同大会では日本勢として1995年に準優勝をおさめた伊達公子以来、27年ぶりの決勝進出となる。