またも悪夢が繰り返された。阪神が悪夢のサヨナラ負けで開幕4連敗、開幕4連敗はワーストタイの5連敗を記録した95年以来、27年ぶりとなった。
暗転したのはおなじみの9回だ。2ー1と1点リードした9回にマウンドに向かったのは開幕戦で乱調だった新守護神のケラー。汚名返上となるか注目されたが、先頭のマクブルームにカーブを右前へ運ばれると、続く会沢への初球に代走・曽根がスタート。タイミング的には完全アウトだったが、遊撃・中野がタッチした後にボールをこぼしセーフに。
あっという間に無死二塁のピンチを招くと一死後、上本に四球を与え、さらに代打・長野にも内野安打を許し、一死満塁となった場面で降板を告げられた。その後を継いだ湯浅もこのピンチを乗り切れず、西川にサヨナラ適時打を許し、悪夢の4連敗となった。
ケラーの投球に関して矢野監督は「空振りを取れるボールがないし、どうしても一人に対する球数も増えてきてしまっている。状態的にはやはりまだしんどい」と守護神交代を決断。この日、打たれた湯浅に責任のかかるストッパーを託すという。
一方、指揮官の決断に関してはこんな声もある。
「湯浅はオープン戦から不安定な投球を続けており、年間通して投げたこともない。その選手に果たして重責のかかるストッパーという職を務められるのか。すべてにおいていえることだが、チーム全体で準備、予測が立てられておらず、場当たり的になっている。危機管理策ができていないことが一番の問題」(球界関係者)
2代目守護神に指名された湯浅は今季でプロ4年目を迎える右腕。聖光学院からBC・富山を経て、18年ドラフト6位で入団した。その後も腰のケガに苦しむも、昨年、6月3日のオリックス戦で一軍初登板。3試合に登板し、3イニングで防御率は18.00だった。最速153キロを誇る速球を持ち味とするも、一軍経験が少ないことで起用に不安が広がっている。
開幕前から不安視されていた「スアレスの穴」が予想通りに深刻化、さらにこの日の試合では打線もつながりを欠き、要所にミスも出た。開幕早々ほころびだらけのチームをどう立て直すのか。今季限りの退任を表明している矢野監督の力量が早くも試されている。
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