世界王座奪還も大きな代償 ボクシングで激闘後の英国人選手が話題だ。同国で26日に行われたIBF世界フェザー級タイトル戦。挑戦者ジョシュ・ワーリントンが王者キコ・マルチネス(スペイン)に7回TKO勝利を収め、王座奪還に成功した。終始試合を優位…

世界王座奪還も大きな代償

 ボクシングで激闘後の英国人選手が話題だ。同国で26日に行われたIBF世界フェザー級タイトル戦。挑戦者ジョシュ・ワーリントンが王者キコ・マルチネス(スペイン)に7回TKO勝利を収め、王座奪還に成功した。終始試合を優位に進めたワーリントンだったが顎にパンチを受け骨折。翌日には腫れあがった顔面を公開し海外ファンから「痛そう」「回復祈ってる」と心配の声が寄せられた。

 ワーリントンは1回にダウンを奪うとその後も猛攻。7回にマルチネスをロープに追い詰め猛ラッシュを仕掛けると、レフェリーが間に入って勝敗が決し、王座奪還に成功した。しかし激闘の代償は大きかったようで、米スポーツ専門局「ESPN」によるとワーリントンは右顎を骨折。試合翌日には大きく腫れあがった顔面を自身のインスタグラムのストーリー機能で公開していた。

 米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」の公式インスタグラムも、顔面が左右で非対称的となったワーリントンの映像を公開。「激しい世界戦の後」と文面に記した投稿に、海外ファンからは「なんてこった」「痛そう」「戦士だ」「回復祈ってる」「クレイジーだよ」「ボクシングは遊びじゃないね」と反響が集まっていた。

 ワーリントンはWBA同級正規王者・徐燦(中国)、WBC同級王者ゲイリー・ラッセルJr.(米国)との対戦を視野に2021年1月にIBFフェザー級王座を返上。同年2月13日に当時ノーランカーだったマウリシオ・ララ(メキシコ)にまさかのTKO負けを喫した。同年9月4日にダイレクトリマッチを行うも、ワーリントンのバッティングによるドクターストップでテクニカルドローとなっていた。(THE ANSWER編集部)