予想されていたことではあるが結果は無情だった。日本ハムはソフトバンクと戦った開幕3連戦を3連敗。打線では若手の清宮、万波に一発が飛び出すなど光明がありながらも、マシンガン継投となった投手陣がつかまり、力負けとなった。
激動の3連戦を戦った新庄監督は「後ろ(背中)の名前を『ビッグ没』に変えます。チーム名を『北海道日本ハムスクールウォーズ』にしようかな」と軽口を叩きながらも、往年の学園ドラマの名作「スクールウォーズ」をあげたことからも、選手育成の難しさを感じている様子が伝わってきた。
3連戦の最終日は五回に一時逆転するも、再逆転を許して敗れた。屈辱の3連敗となるも、1軍登録メンバー全員を起用するという当初の目的は果たした。「これで気楽な気持ちというか。最初に出ておかないと。北海道に行って、また力んでしまう」。本拠地開幕を見据え、まずはナイン全員のプレッシャーを取り除きたかったと「全員野球」の意図を語る。
一方ですでに「火ダネ」もささやかれている。投手陣に関しては開幕戦ではドラフト8位の北山を大抜擢すると、予測不能のマシンガン継投で相手球団を翻弄。開幕戦で7人、2試合目も5人と小刻みに継投する起用には評論家陣の中からも「これでは年間通して持たない」と危惧する声も上がった。
さらに今回の「マシンガン継投」をめぐってはこんな声もある。
「ここまで実績のない若手投手に早く出場機会を与え、無用なプレッシャーを感じさせないようにするというのは分からないでもない。ただ同じく扱われた実績のある投手たちはどう思うのか。そのあたりの丁寧な説明は必要となる」(球界関係者)
開幕戦では昨年ルーキーながら10勝をあげ、日本代表メンバーにも選ばれた伊藤も中継ぎとして登板している。監督の意図がしっかり伝わっていればいいが、こういった選手たちに関してはモチベーションダウンにもつながりかねないと危惧されている。
この奇策とも見える継投の意図について、新庄監督は28日に行ったインスタグラムの生配信の中で「プロ野球を変えたいなと。予想できる野球は楽しくない。キャンプ中からピッチャーには『みんなで変えてみない?』と話していた」とすでにキャンプ中から「根回し」は行っていたという。
新庄監督は「ファンは宝物」として従来にない斬新な発想で「野球界のエンタメ化」をもくろむ。一方で何より、選手、ファンが求めるものはチームの勝利であることは間違いない。
29日に西武を迎えて行われる本拠地開幕戦に関して新庄監督は「前代未聞のイベント」と壮大な試合前セレモニーが予定されているという。開幕4連敗となれば北海道移転後は初の屈辱となる。
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