クローザーというポジションは過酷だ。守り切って当たり前、1回でも失敗すると戦犯扱いされる。そんなプレッシャーのかかる立場を守るDeNAの三嶋一輝投手(31)の「心と体の整え方」を聞いた。

【動画】DeNA三嶋一輝、開幕直前独占インタビュー「正直プロ野球をなめていた」
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「正直プロ野球をなめていた」 DeNA・三嶋一輝インタビュー プロ10年目にたどり着いた「素晴らしい場所」とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/baystars-kazukimishima-interview-01/

【人のせいにしない】


 クローザーとして試合を守りきれなかったとき、まず三嶋が心がけていることがあるという。

 「1番は何かのせいにしたり、人のせいにしたりとかしない」

 昨年、三嶋は対巨人戦で火消しに失敗することが続いた。こういったことが起きたときにどのように対処するのか。

 「人のせいにしない、周りのせいにしない。自分が招いた結果を受け止めて、自分で乗り越えるしかないと思っている。そのために何をするか、技術を磨く。体力的、メンタルもそうだし」

 失敗を冷静に受け止めて、乗り越えるためには何をすべきかを考えるという。 

【マインドリセットの方法】

 一方、毎日のようにマウンドに上がる日々で、失敗したときの気持ちはどのように切り替えるのだろうか。

 「僕は落ち込むだけ落ち込みます。日付が変わるぐらいまで、誰かと話すわけではなく、何てことをしてしまったんだ、また同じことを繰り返して、先発投手の勝ちを消して、みんなの試合をぶち壊してしまって―。落とすところまで落とす。ずっとぼつぼつしゃべりながら、他のことをしたりもしてますけど。日付が変わるまで、打たれたシーンだったり、別に頭の片隅に置いていてもいいと思っている」

 そこにはこんな経験も影響していた。

 「中途半端が1番良くないと思っている。最初中継ぎやっているときは球場出た時点で切り替えようとしたこともあったんですけど。無理やり立て直そうと思ってもしんどいし、落とすときは落とすまで落として。そうしたら上がるだけ。そういう考え方をしています」

 もやもやが残ったままで行動することで逆に引きずっていたことに気が付いたという。そこからは当日にとことん落ち込み、翌日からは忘れるように努めている。

 今季からはメンタルトレーニングにも積極的に取り組んでいるという。球団にメンタルスキルコーチがついたことで自ら足を運び、話を聞いている。

 「たとえば、感情のコントロールや表現力、パフォーマンスにつながる表現力のためにも自分の三嶋一輝というブランドを磨くしかない」という話が印象的だったという。

【体の整え方】


 一方、体の整え方に対する考えも年を経るごとに変化していった。

 「単純に動作一つ一つをきれいに、バランス、姿勢を意識するようになりました」

 ピラティス、ヨガ、体操などを取り入れたことで「パフォーマンス的にもスピードが上がりました。体重も増えたけど痩せたとか言われます」とピッチングにも相乗効果をもたらしている。

 また年間通して戦う中でどうしても疲労がたまる時期もくる。そういった場合はどう対処するのか。

 「体が動かなくなって動くほうが疲れるから、動ける体にして練習したほうが絶対疲れない。疲れているときこそ走ったりする」

 疲労をためないためにも、こまめにランニングを取り入れているという。

 年間通して戦うプロ野球選手の「心と体の整え方」には働く人々にも参考になる部分は多そうだ。できることから取り入れてみよう。


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