サッカー日本代表は3月24日、アウェイでオーストラリア代表に勝利して、7大会連続のワールドカップ出場を決めた。昨年にス…

 サッカー日本代表は3月24日、アウェイでオーストラリア代表に勝利して、7大会連続のワールドカップ出場を決めた。昨年にスタートしたアジア最終予選では初戦を落として危機的状況にも陥ったが、終わってみれば1試合を残して出場権をつかんだ。これまで勝てなかったアウェイでのオーストラリア戦勝利も含め、日本代表がどのように成長してきたのか、ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が語りつくす。

■ベトナム戦は本大会への第一歩

――29日のベトナム戦には、何を期待しますか。

後藤「ベトナム戦の前に、ヨーロッパでプレーする選手は何人か帰してもいいんじゃないの」

大住「たぶん帰すだろうね。今はロシアの上空を飛べないから、日本からヨーロッパに行くには時間もかかるし便も少なくてと、航空事情が大変らしいし」

後藤「そうなったら、どういう選手を使うかに注目だよね。本大会に向けての第一歩を、早く踏み出さないと、あっという間に本大会になっちゃうから。これまでは1年以上前に出場を決めていたけど、今回は半年しかない。次のベトナム戦から、本大会への準備になる」

■中盤の3枚は「フロンターレ勢」

――見たい選手はいますか。

後藤「今回、大活躍した三笘薫をもっと長い時間見たいよね。久保建英も出してほしい」

大住「CFは上田綺世で、右に久保建英、左に三笘。ボランチが…」

後藤「遠藤航がいない時の準備をしないといけない」

大住「板倉滉は中盤もできるよね。インサイドハーフの一角には、旗手怜央を使ってほしいな。田中碧はクラブであまり試合に出ていないから、ベトナム戦にも出てほしい」

後藤「じゃあ、中盤の3枚は全員フロンターレ関係の選手になるね」

大住「CBは植田直通もいるけど、谷口彰悟中谷進之介がいいかなあ。左サイドバックでは、長友佑都もどんどん調子が良くなってきているけど、今回のオーストラリア戦では中山雄太が攻守とも良かった。右サイドは山根視来かな」

後藤「山根は本大会でも、酒井宏樹と先発の座を争うかもしれないよ」

■見落とされがちなGKの成長

大住「そういえば、これまであまり話に出なかったけど、GKの権田修一はすごく精神的に落ち着いたような気がする。以前は時々あった大きなミスが、ほとんどなくなった」

後藤「代表戦で使われて、厳しい状況で成長したんだろうね」

大住「それほど危ない場面があったわけではないけど、5試合連続無失点。安定感があったし、パスを受けてさばくプレーが本当に危なげない。ちょっと体の向きを変えてボランチの選手に入れたり、パスもすごく良くなったと思う」

後藤「今回の試合でも、スローも含めて良いフィードをしていたよね」

大住「こうして次のベトナム戦の希望メンバーを挙げていったら、調子の悪い秋頃から僕が推奨していたメンバーになっちゃった」

後藤「大住さんは先見の明があるなあ。僕なんかビビリだから、このままのメンバーで行けと言っていたけど」

大住「ということは、やっぱり後藤さんの方が正しかったということだね。まあでも、森保監督は、あの状態の選手たちをよく使い続けたよね。それには感心した。代えてみたらどうなるだろうという、誘惑にかられる好調な選手がたくさんいたはずだからね」

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