さまざまな困難のときにも鍛錬を続け、高みを目指す――自分らしく輝くパラアスリートの言葉には選手たちの魅力が詰まっている。…
さまざまな困難のときにも鍛錬を続け、高みを目指す――自分らしく輝くパラアスリートの言葉には選手たちの魅力が詰まっている。10日間にわたって行われた北京冬季パラリンピックを印象に残った言葉で振り返る。
「どうしても金メダルが欲しかった」日本代表選手団の主将が競技初日、滑降で金メダル。

5大会連続メダルとなる銅メダルを獲得した心境を聞かれて。

ウクライナ侵攻で揺れるなか、かねてから交流のある選手たちとレースで競い合い、たたえ合った。

チーム一丸で(追い求めるうえでの)形を見つけたが、メダルはなし。「ここから4年でどう伸ばすか」

5度目のパラリンピックで上位に食い込めずも、力を出し切った。

「自分でもびっくり」冬季大会の日本男子最年少金メダリストに。
平均年齢37歳。競技にかけるモチベーションの高いスノーボード代表6人を指して「スノーボードが好きなうちは技術は絶対、上がっていくんです」
今大会に出場した日本代表選手の最年長。スポーツが人生にもたらしてくれたことを問われて。

夏冬二刀流でスキー歴4年。「この瞬間のために積み重ねてきた人たちが集まっているレース。(ビブスナンバーも)実績も1番少ないが、一席をもらっている責任を背負っている」

2014年ソチ大会の金メダリスト。若手が台頭し、レベルも向上。「コースの難易度が年々、健常者に近づいていっているのは本当に嬉しいこと」

一度はスノーボードを断念したが、再挑戦してパラリンピックに初出場。「自分がやりたいって気持ちがあれば、一歩一歩前に進めるなって」

7度目のパラリンピックを終えて。最後のリレーは7位入賞。

text by TEAM A
Photo by REUTERS/AFLO