巨人は23日、坂本勇人内野手(33)が「左内腹斜筋の筋損傷」と診断されたと発表した。21日の楽天とのオープン戦前の練習中に異変を訴え、試合を欠場。状態が心配されていた。25日に行われる中日との開幕戦(東京ドーム)の出場は絶望的となった。
坂本は23日に故障班に合流、開幕スタメンに名を連ねないのは、2008年にレギュラーとなって以降は初めてのこととなった。今シーズンで主将8年目を迎え、チームの精神的支柱ともいわれる坂本不在でチームは開幕から厳しい船出となる。
まず守備の要ともいえる遊撃ポジションは誰が務めるのか。21日の楽天戦でも入った広岡が有力視されるものの、ゴールデン・グラブの常連と日本を代表するショート・ストップに成長した坂本の「代わり」はなかなか務まらないだろう。
打線においても同様だ。昨年はクリーンアップを含め、時に攻撃的2番として与える役割をしっかりこなしてきた坂本が不在となることで打線につながりを欠くことが懸念される。
一方で今回の坂本離脱でチームに及ぼす影響についてはこんな声もある。
「こういったときこそチームの危機管理策が問われる。坂本不在で大慌てということはそれだけ坂本頼みだったことの裏返しにもなる。チームは『ポスト坂本』育成に着手しながら、結局は目だった選手は出てきていない」(球界関係者)
巨人では今春のキャンプで「ポスト坂本」育成を目的に高卒2年目の中山ら複数選手に遊撃ポジションをオープン戦でも任せてきたが、結局台頭する選手は出てこなかった。不動のレギュラーである坂本がその座にいることで、後継問題を棚上げしてきたツケが今となって出てきているというのだ。
坂本も今季で34歳シーズンとなる。痛めた脇腹は治りにくい箇所ともいわれ、慎重な調整が必要となりそうだ。また今回の事態で「ポスト坂本」育成はいよいよ待ったなしとなった。果たして今度こそ、坂本をおびやかすイキのいい若手は現れるのか。今こそヤングジャイアンツの奮起に期待したいところだ。
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