プロ野球2022開幕特集嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』連載 第8回 ますだおかだ 岡田圭右(オリックス・バ…
プロ野球2022開幕特集
嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』
連載 第8回 ますだおかだ 岡田圭右(オリックス・バファローズ)
インタビュー前編
芸能人など著名な方々が、好きなプロ野球球団やサッカークラブなどについての"愛"を語る連載『ファン魂(たま)』。第8回は、オリックス・バファローズの大ファンとして知られる、お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右さんにインタビュー。前身の阪急ブレーブス時代から応援し続けている岡田さんに、昨季リーグ優勝を果たしたオリックスの2連覇への期待をたっぷりと語ってもらった。

芸能界きってのオリックスファンとして知られる岡田圭右さん(写真=事務所提供)
今季も"中嶋イリュージョン"に期待
ーーオリックス・バファローズのリーグ2連覇をかけたペナントレースがいよいよ始まります。
岡田圭右(以下、岡田) もう開幕ですか。早いもんですねえ。楽しみで仕方がないし、オリックスは今シーズンもきっとやってくれると思いますよ。
ーー昨年は2年連続最下位を経ての25年ぶりのリーグ優勝。どんな思いで毎試合を見つめていたんですか?
岡田 とにかく最後までワクワクで見ていましたよ。以前のオリックスは、お決まりというか、追いつかない程度の反撃をしたり、中継ぎを酷使してしまうような戦い方が多かったけど、中嶋聡監督が就任してから、スタメンを見るのが楽しみでしょうがなかった。毎試合異なる143通りのオーダー。公平にチャンスを与えて、それを粋に感じた選手たちが活躍する。僕はメディアでよく言っていますが、これぞ"中嶋イリュージョン"ですよ!
ーーおおっ!(笑)。普通の監督は多少、選手を入れ替えるにせよ、オーダーを固めたがりますからね。
岡田 選手を細かいところまでよく見ているし、信頼関係もあるんでしょうね。ただ、結果を出すのは最終的には選手。昨年は1番に佐野皓大選手を使っても機能しないと太田椋選手を起用したり、最終的に1番は福田周平選手がつかみ取るんですけど、中嶋監督から「こういう選手にチャンスをあげよう」「でも駄目だったら次は違う選手を考えよう」という意図が見えるんですよ。サードにコンバートされた宗佑磨選手や本塁打王になったラオウ(杉本裕太郎)選手しかり、去年は抜てきした選手が次々結果を残す本当に奇跡に近いシーズンだったと思います。
また、中嶋監督はヒギンス投手を打たれても次の日に登板させたり、初打席初ホームランで華々しいデビューを飾った来田涼斗選手を次の日はスタメンを外したり、素人の僕らにはわからないけど、メンタルも含めいろいろ細かいところまで見ているんだろうなっていうのは伝わりました。
ーーなるほど。今季も"中嶋イリュージョン"に期待ですね。
岡田 そのとおり! ただ今季は最初、ドラフトなどを経て選手の駒が増えたように思ったし、プロ野球解説者も「オリックスは選手層が厚くなった」と言っていて喜んでいたんですけど、どうもオープン戦を見るかぎりそうでもないんかなって。来日が遅れた外国人選手にも期待はしているけど、ここは中嶋監督の采配がどう出るのか注目したいですよね。
ーー投手陣はいかがですか?
岡田 先発陣は問題ないと思います。エースの山本由伸投手を軸に宮城大弥投手、田嶋大樹投手、そして、竹安大知投手や山崎颯一郎投手もいる。おもしろいなって思っているのが最近、風格の出てきた左腕・山崎福也投手。以前は弱気な顔を見せることがあったけど、今じゃたっぷりロージンバッグをつけて堂々としている。オリックスの先発投手って自分の間を持っているというか、イニシアチブを握りながら投げられるんですよね。だから心配はしてないんだけど、やっぱり大事なのはリリーフ投手。
ーー長いペナントを考えるとリリーフの運用というのは重要ですね。
岡田 そうやね。ドラフトでは小木田敦也投手を獲得したり、他にも富山凌雅投手、山田修義投手、比嘉幹貴投手、海田智行投手、中川颯投手、漆原大晟投手、吉田凌投手、そして能見篤史投手。もちろん最後は平野佳寿投手。ここに外国人投手が加わると層は厚くなっているように思いますし、機能したらかなりいいじゃないでしょうか。個人的に期待をしたのはK−鈴木投手。ノープレッシャーの時はめちゃくちゃええピッチングをするんで、あれを常時できるようにしてもらえたらうれしいですね。
ポイントは中堅どころの活躍
ーーでは昨季、チーム打率と本塁打でリーグ1位になった打線はいかがでしょうか?
岡田 吉田正尚選手を中心に成長著しいラオウ選手や福田選手、宗選手、紅林弘太郎、ベテランの安達了一選手、T−岡田選手など役者がそろってはいますけど、僕が今季、期待してやまないのが西野真弘選手、中川圭太選手、後藤駿太選手のこの3人です。大事なのはここなんですよ!
ーー実力はありながら、昨年思うような活躍ができなかった選手たちですね。
岡田 そうそう。リーグ優勝したのに蚊帳の外みたいな感じになってしまいきっと悔しかったと思うんですよ。ケガをしてしまった大城滉二選手なんかもそうですよね。若い選手たちばかり注目をされるけど、彼らのような中堅どころがドーンと出てきたら、きっと昨年とは違う意味でチームに勢いみたいのが出ると思うんですよね。ある意味、土俵際だと思いますし、ファンの方々も彼らの活躍を絶対に願っているでしょうから、どうか頑張ってほしいです。
ーー昨年は日本シリーズで悔しい思いをしていますが、悲願の日本一へ向け、リーグ2連覇へ視野は良好でしょうか?
岡田 選手たちも自信を持って野球をしているし、ファンとしてはほんま期待していますよ。ただ、こればっかりはわからないところがあるんですよね。長いシーズン、誰かがケガやブレーキになって「あれっ、去年あんなうまいこといってたのに......」となる危険性をはらんだチームですからね。絶対に油断はできません。
ーーでもそこは中嶋監督ですから、しっかりとコントロールしてくれるんじゃないですか?
岡田 そうやね。きっとピンチになっても、じたばたしないで冷静に考えてくれるとは思う。今季も状況を見極め、オーダーをいろいろ替えてくるでしょうから、それを楽しみしたいです。バージョンアップした"中嶋イリュージョン"はどんなもんなのか。たとえばシーズン途中から紅林選手が4番に入ったりすることもあると思うんですよ。ほんま若い遊撃手っていうのは魅力的だし、巨人の坂本勇人選手のようになってくれると思う。まあ簡単なシーズンではないと思うけど、驚きと新鮮さのある中嶋監督の采配に今季もワクワクしながら熱く応援していきたいと思います!
(岡田さんが歴代ベストナインを選ぶ後編につづく)
【プロフィール】
岡田圭右 おかだ・けいすけ
1968年、大阪府生まれ。松竹芸能所属。1993年に増田英彦氏とともにお笑いコンビ・ますだおかだを結成し、2002年に「M-1グランプリ」で優勝。「出た!」「閉店ガラガラ」などが代表的な一発ギャグ。父親の影響で阪急ブレーブス(現:オリックス・バファローズ)のファンとなり、現在まで応援を続けている。現在は、「クイズ!脳ベルSHOW」(BSフジ)のMC、「世界ふしぎ発見!」(TBS)のサブMCなどテレビをはじめ、多数メディアに出演している。