先々週、4日間にわたる激戦の末に勝ち点を落とした立大。だが、この日神宮にあった姿は、優勝の予感を感じさせるものだった。3回に松崎(文3=横浜)の適時打で先制点を奪うと、4回には打者一巡の猛攻を見せ一挙に6得点。その後も勢いは衰えず、6回にも7点を獲得し、18-4で大勝した。

試合が動いたのは3回だった。寺山(社3=神戸国際大附)が中前打を放ち出塁すると、松崎が左翼方向に放った一打で生還。立大は貴重な先制点を奪った。その後も、今日が復帰戦となった4番・笠松(コ4=大阪桐蔭)が、左翼手の頭上を越す打球で追加点。流れを引き寄せた。

4回は完全に立大のペースだった。先頭打者の山根(営4=浦和学院)が出塁すると、立大打線に火が点く。次々に安打を重ね、二死満塁の場面で打席に立つは笠松。放った打球は三塁線を抜ける二塁打となり、この回3打点。打線がつながり、打者一巡で6点を奪った。

勢いは止まらなかった。6回には林田(観3=島原)が内野安打で出塁。その後も飯迫(社3=神戸国際大附)の左前安打や藤野(営2=川越東)の内野安打など、丁寧に打線をつないでいき、またもや打者一巡の猛攻。相手の失策による2得点など、計7得点を挙げた。

守備に目を向けると、先発の田中誠(コ2=大阪桐蔭)が五回1失点で降板。次を託されたのは、リーグ戦初登板となる中崎(観1=立教新座)。「自分の持ち味である真っすぐを軸に勝負できたのは良かった」と振り返る。本塁打を浴びたものの、この日最速145㌔を記録する投球を見せ、一躍エース候補に名乗りを上げた。

投手陣の調子は揮わなかったものの、これまで不発だった打線は爆発した。慶大2回戦で負ったケガから復活した笠松を中心に、奮起した打線がチームを支える結果となった。攻守で連携を見せ、見事に勝ち星を飾った立大。混迷を極める今季のリーグ戦において、1勝が大きな意味をもつ。「まだ優勝は狙えている」(笠松)と主砲が語るように、悲願に向けチーム一丸となって明日の試合に挑む。

(5月6日 久保田美桜)