ロマチェンコの試合辞退、対戦予定だったカンボソスJr.が願い ロシアに侵攻を受けるウクライナの軍隊に加入した、ボクシングの元世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)にライバルからエールが送られた。6月5日にオーストラリア…

ロマチェンコの試合辞退、対戦予定だったカンボソスJr.が願い

 ロシアに侵攻を受けるウクライナの軍隊に加入した、ボクシングの元世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)にライバルからエールが送られた。6月5日にオーストラリアで現3団体同級統一王者ジョージ・カンボソスJr.(オーストラリア)に挑戦予定だったが、実現できず。カンボソスJr.は「無事でいてくれ。デビンを倒したら、2人のリアルチャンピオン同士で戦おう」と投げかけた。

 ロマチェンコは母国を守るため軍隊入り。陣営は6月の試合開催を諦めていなかったが、21日(日本時間22日)に辞退することを複数の海外メディアが報じた。これを受けて、カンボソスJr.はツイッターを更新。こうつづった。

「ロマチェンコ、僕は君の決断を尊重するし、理解している。君と君の国が安全であることを祈るよ。無事でいてくれ。デビンを倒したら、2人のリアルチャンピオン同士で戦おう。神のご加護を」

 海外メディアによると、カンボソスJr.はWBC世界同級王者デビン・ヘイニー(米国)と同日同会場で王座統一戦をするよう計画の変更を余儀なくされたという。勝って最強を極めたロマチェンコとの一戦も実現させる気概のようだ。

 今回のツイッターを米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」がインスタグラムで紹介。「リスペクト以外の何でもない」とつづると、海外ファンから「素晴らしいね」「真のファイター」「絶対的なリスペクト」「一流の振る舞いだ」「最高だ」「よく言った」と称賛の声が相次いだ。(THE ANSWER編集部)