「カンガルーカップ国際女子オープン」(岐阜県・長良川テニスプラザ/本戦5月2~7日/賞金総額8万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 決勝は海外勢同士の対戦となり、元世界ランク31位のマグダレナ・リバリコバ(スロバ…

「カンガルーカップ国際女子オープン」(岐阜県・長良川テニスプラザ/本戦5月2~7日/賞金総額8万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。

 決勝は海外勢同士の対戦となり、元世界ランク31位のマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)が第3シードのジュ・リン(中国)を6-2 6-3で下して優勝を果たした。試合時間は1時間14分。

 両者は今回が初対戦。今大会のリバリコバは、1回戦で穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)を6-4 6-1で倒すと、2回戦は第2シードのリュウ・ファンホ(中国)の棄権による不戦勝で勝ち進み、準々決勝でユリア・グルシュコ(イスラエル)を6-4 4-6 6-2で、準決勝ではルクシカ・クンクン(タイ)を6-2 6-2で下して勝ち上がっていた。

 WTAツアーのシングルスで通算4勝を挙げ、2013年8月に世界ランク自己最高31位をマークした28歳のリバリコバは、昨年のウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の1回戦で敗れて以降は故障などで戦列を離脱。2月にITF(国際テニス連盟)のツアー下部大会で復帰を果たしたが、ランキングを388位まで落としていたため今大会はスペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場していた。

 リバリコバのタイトル獲得は、2013年8月のワシントンDC(WTAインターナショナル/ハードコート)以来となる。

 準優勝に終わったジュは1回戦で、左膝半月板の手術を受けて昨年1月の全豪オープン予選以来となる公式戦復帰を果たした46歳の伊達公子(エステティックTBC)を6-2 6-2で破っていた。◇   ◇   ◇

【シングルス決勝】

○29マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)[SR] 6-2 6-3 ●9ジュ・リン(中国)[3]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、SRはスペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真はシングルスで優勝を果たした元世界ランク31位のマグダレナ・リバリコバ

写真提供◎岐阜県テニス協会

岐阜県テニス協会|カンガルーカップ国際女子オープン2017|公式

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