「ムトゥア マドリッド・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/スペイン・マドリッド/5月6~13日/賞金総額592万4318ユーロ/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がレシヤ・ツレンコ(…

「ムトゥア マドリッド・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/スペイン・マドリッド/5月6~13日/賞金総額592万4318ユーロ/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を7-6(5) 2-6 6-2のフルセットで破り、初戦を突破した。

 第1セットの序盤はプリスコバが5-2とリードするも、ツレンコが徐々に追い上げタイブレークに突入したが、プリスコバが要所で2本のサービスエースを決めるなどして第1セットを奪った。第2セットではツレンコが自身のサービスゲーム先に落としたが、その後ポイントを重ねて最終セットに持ち込んだ。第3セットはプリスコバがツレンコのサービスゲームのブレークに3度成功し、一方的な試合展開で試合を締めくくった。

「満足のいくプレーができなかった。第3セットでは攻撃的なプレーできてよかったと思うけど、長いラリーでは全然ポイントが取れなかったし、本当にタフな試合だったわ」とプリスコバは試合を振り返った。

 今シーズンのプリスコバは、ブリスベンとドーハ(ともにWTAプレミア/ハードコート)で2つのタイトルを獲得しており、WTAツアー通算8勝目を挙げている。

 この日最後の試合となったジョハナ・コンタ(イギリス)とラウラ・シグムンド(ドイツ)の1回戦は最終セットにもつれ込み、3-6 7-5 6-4でシグムンドが勝利をおさめた。シグムンドは第3セット序盤に0-3とリードを許したが、そのあと大逆転で第6シードのコンタを倒した。この試合の終了時間は、午前2時を回っていた。

 また、土居美咲(ミキハウス)が第9シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-4 4-6 6-4で、ユージェニー・ブシャール(カナダ)がアリゼ・コルネ(フランス)を6-4 4-6 6-1で、ロベルタ・ビンチ(イタリア)はダリア・カサキナ(ロシア)を6-1 1-6 6-1で下し、それぞれ初戦を勝ち上がっている。

 そのほかの試合では、イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)、アリソン・リスク(アメリカ)、キキ・バーテンズ(オランダ)らが2回戦に進出した。

 日曜の1回戦では、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、前年優勝者で第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、薬物使用による15ヵ月の出場停止処分から復帰した元世界ナンバーワンのマリア・シャラポワ(ロシア)、全仏女王のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)などが登場する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ムトゥア マドリッド・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー)で2回戦に進出した第2シードのカロリーナ・プリスコバ

Photo: MADRID, SPAIN - MAY 06: Karolina Pliskova of Czech Republic prepares to return a ball to Lesia Tsurenko of Ukraine during day one of the Mutua Madrid Open tennis at La Caja Magica on May 6, 2017 in Madrid, Spain. (Photo by Julian Finney/Getty Images)