「SAR La ラーラ・メリヤム王女グランプリ」(WTAインターナショナル/モロッコ・ラバト/5月1~6日/賞金総額25万ドル/クレーコート)のシングルス決勝で、第1シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がワイルドカード(主催者…

「SAR La ラーラ・メリヤム王女グランプリ」(WTAインターナショナル/モロッコ・ラバト/5月1~6日/賞金総額25万ドル/クレーコート)のシングルス決勝で、第1シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)を7-5 7-5で下して優勝を飾った。試合時間は1時間43分。

 パブリウチェンコワは4月にモンテレイ(WTAインターナショナル/ハードコート)の大会を制しており、今シーズン2勝目。WTAツアーのシングルスでは通算10度目のタイトル獲得となった。

 この結果でパブリウチェンコワはスキアボーネからクレーコートでの初勝利を挙げ、対戦成績を5勝3敗とした。前回の対戦は2014年1月のパリ(WTAプレミア/室内ハードコート)の1回戦で、パブリウチェンコワが1-6 6-4 6-1で勝っていた。

 今大会のパブリウチェンコワは、1回戦で予選勝者のコニー・ペリン(スイス)を6-2 7-6(6)で、2回戦でエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を6-2 7-5で、準々決勝で第7シードのローレン・デービス(アメリカ)を6-4 3-6 6-3で、準決勝ではサラ・エラーニ(イタリア)を6-4 6-0で破って勝ち上がっていた。

 36歳のスキアボーネは4月にボゴタ(WTAインターナショナル/クレーコート)でキャリア通算8勝目を挙げていたが、今季2勝目はならず。2010年の全仏女王でもあるスキアボーネは、今シーズンを最後に現役引退を表明している。(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真はインディアンウェルズの大会でのアナスタシア・パブリウチェンコワ

Photo:INDIAN WELLS, CA - MARCH 14: Anastasia Pavlyuchenkova of Russia plays a forehand against Dominika Cibulkova of Slovakia in their fourth round match during day nine of the BNP Paribas Open at Indian Wells Tennis Garden on March 14, 2017 in Indian Wells, California. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)