ビョルンソンとホールがボクシングのエキシビションマッチで激突「世界最強の男」の2人が“世紀のボクシング決戦”を演じた。デッドリフト501キロの世界記録を持つ俳優のハフソー・ビョルンソン(アイスランド)とデッドリフト500キロの前世界記録保持…

ビョルンソンとホールがボクシングのエキシビションマッチで激突

「世界最強の男」の2人が“世紀のボクシング決戦”を演じた。デッドリフト501キロの世界記録を持つ俳優のハフソー・ビョルンソン(アイスランド)とデッドリフト500キロの前世界記録保持者のエディー・ホール(英国)が19日、ドバイで行われたボクシングの6ラウンド制のエキシビションマッチで激突。ド迫力の殴り合いは2度のノックダウンを奪ったビョルンソンが判定勝ちを収めた。

 世界屈指の大男2人がリングでついに相まみえた。計量で152キロだった205センチのビョルンソンと、142キロだった190センチのホール。ともに「世界最強の男」コンテストで優勝経験を持つ両雄。サウスポースタイルでリーチ、サイズともに上回るビョルンソンが強烈な左ストレートをホールに食らわせ、2度のダウンを奪取。判定勝ちで“真の世界最強の男”になった。

 因縁の対決だった。2020年にビョルンソンがデッドリフトの世界記録を更新。すると、それまで500キロという世界記録を保持していたホールが、競争的な環境にない中で記録を更新することにインスタグラムで疑問を呈した。21年9月にボクシングのリングで“決着”を付ける予定だったもののホールが負傷し、延期となっていた。やっと、実現した対決だった。

 英デジタルメディア「LADbible」公式ツイッターはビョルンソンの豪快なノックダウンシーンを公開。「恐ろしい戦いだ」「早々のカットはエディーの力にならなかったけど、明らかにビョルンソンの勝利だね」「エディーはヘトヘトみたいだね。ビョルンソンのリーチはどでかいアドバンテージ」「お金を払って見に行く。特別なものだよ」などの声が寄せられ、驚きが広がっていた。

ビョルンソンはプロボクサーとの対戦にも意欲

 試合前には152キロにしてシックスパックに仕上げたビョルンソンの肉体美も話題を呼んだ。この試合にかけてきたビョルンソンのコメントを、英紙「ザ・サン」が紹介している。

「俺はまだ初心者だが、この旅が大好きだ。ビギナーとしては上出来だし、この短期間で多くを学ぶことができたと言える」と語り、プロボクサーとの対戦にも意欲。「今から1年後のことなんて誰にも分からない。1年で俺がどれだけ上達できるかもしれない」「もしかしたら、本物の奴らと戦えるかもしれない。そうだろう? 自分を止めるのは自分自身の気持ちだけで、俺はどこまでも行くことができると信じている」などと語ったという。

 一方で「もし、彼がリマッチを望むのであれば受けて立つ」と再戦の可能性を否定しなかったビョルンソン。その怪力を再びリングの上で披露する機会はやってくるのか。そして、敗れたホールは再起に挑むことはあるのか。これからも目が離せない。(THE ANSWER編集部)