国内女子ツアー第3戦・Tポイント×ENEOS 国内女子ゴルフツアー今季第3戦・Tポイント×ENEOS第2日が19日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で行われた。初日は悪天候の影響で午後6時21分に日没サスペンデッド。ホールアウトで…

国内女子ツアー第3戦・Tポイント×ENEOS

 国内女子ゴルフツアー今季第3戦・Tポイント×ENEOS第2日が19日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で行われた。初日は悪天候の影響で午後6時21分に日没サスペンデッド。ホールアウトできなかった選手が第1ラウンド(R)の残りホールを消化し、その後、全選手が第2Rを実施した。36ホールを終え、29歳の葭葉ルミ(富士住建)が通算4アンダーで3位につけた。約6年ぶりのツアー2勝目のチャンスだが、会見ではこの日が朝7時45分スタートだったことに絡めて、過去の「寝坊」失敗談を明るく告白した。3打差の首位には、通算7アンダーの堀琴音(ダイセル)が立っている。

 葭葉は第1Rの残り5ホールを消化した後、第2Rの18ホールを67で回った。1イーグル、5バーディー、2ボギー。インスタートで13番パー5のバンカーから40ヤードを第4打を入れてのバーディー、2番パー4で残り100ヤードの第2打を直接入れるイーグルもあり、本人は満足しきりだった。

「この(降雨と強風の)コンディションと今の調子を考えたら上出来です。マネジメントもできていたので、ボギーが少なかったです。風の読みも頑張りました」

 ただ、前夜は不安で仕方なかったという。スタートが朝7時45分に設定されていたからだ。

「これだけ早いスタートは久しぶりで、朝4時半起きでした。携帯(のアラーム)をかけて、目覚まし時計もセットしていましたが、ちゃんと起きられるのか、ドキドキしていました。もう、眠くて午前中のことは覚えていないです(笑)」

 その流れで過去の寝坊失敗談も告白した。最大のピンチは2017年11月の伊藤園レディースだったという。

「確か2日目でしたが、ホテルを出る時間ぐらいに起きてしまって大慌てで準備して、車に乗ったら下の道で行けばいいのになぜか高速に乗ってしまって渋滞にはまりました。何とかスタートの15分前に着いて大丈夫で、トイレだけ行って練習もしないままラウンドに入ったらいきなりバーディーを取っちゃって、面白いことになりました(笑)」

 その一方で、好きな釣りに出かける時は「スッキリと起きられます」と言った。

「やっぱり、遊びの時は起きられますよ。仲間と一緒に行くので、しっかりと準備もしますし(笑)」

 16年7月のニッポンハムレディスクラシック以来、6年ぶりのツアー2勝目の狙える優勝争いについて問われても、笑いを誘った。

「久しぶりのことなので、いつも通りにはできないと思いますが、パーを拾っていきたいです。疲れは……あるはずなんですけど、ないです。今はあれ、あれ、何て言いましたっけ。あっ、『ハイな状態』なので(笑)」

 とにかく明るい29歳。スタートは午前10時20分と遅めだが、「2度寝」をしないように気を付けるという。(THE ANSWER編集部)