​ ​左・皇治選手、右・梅野源治選手 ​「前回と同じ絵が浮かぶ…」(白鳥) 『キック界の王子』白鳥大珠に2022年も気になるキックボクシングの試合を勝敗を大予想!まずは「RIZIN34」での皇治VS梅野源治による再戦からズバリ。両者は…

左・皇治選手、右・梅野源治選手

「前回と同じ絵が浮かぶ…」(白鳥)

 『キック界の王子』白鳥大珠に2022年も気になるキックボクシングの試合を勝敗を大予想!まずは「RIZIN34」での皇治VS梅野源治による再戦からズバリ。両者は昨年6月に対戦したものの、皇治の頭突きが梅野を襲い、そのまま病院送りに。さて迎えた再戦はどーなる?(取材・文=Show大谷泰顕)

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――白鳥選手、まず最初に聞いてみたいのは、「RIZIN34」(3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)での皇治VS梅野源治の再戦についてです。
「それの勝敗予想ですか」

――是非、お願いします。前回(2021年6月)、皇治選手のバッティングで梅野選手が病院送りにされてしまって。いつか再戦を、という話がありました。
「結論から言うと、皇治選手が判定で勝つかな、と思っています」

――皇治の判定勝ち!
「ただ、お互いのTwitterとかいろいろ見ていて、梅野選手もバッティング対策とかしていたわけですよ。正直、同じ絵が浮かびますよね(苦笑)。もちろん故意ではないんですけど、どうしてもぶつかってしまう危険性が高い気がします。皇治選手もそれを気をつけて闘うでしょうけど、うーん……。そこだけが見ている側として怖いですよね」

――たしかに。
「それはそれとして、前回の試合でもしあのまま試合が続いていたら、俺は皇治選手が勝っていたと思うんですよ」

――なるほど、あの試合は。
「皇治選手は(梅野の懐に入って)パンチで闘っていくと思うんですけど、ムエタイじゃないから、必然的に近い距離になると思うので、梅野選手のパンチで、皇治選手が……、たぶん苦手だと思うんですよね。ああいうタイプ。どんどんガンガン前に入ってこられて。たぶん、ミドルキックで止まらないと思うんですよ。なのでパンチをうまく接近戦でまとめられて、無難に判定かな、と思います」

――記者会見だと、梅野選手が皇治選手に「ヒジありでやろうよ」と要求していました。
「言っていましたね」

――それに対し、皇治選手は「決まったことだから今さら言うな」と答えていました。
「ヒジあり、別に誰も求めていないと思うんですよ。『RIZIN34』での皇治VS梅野戦では誰も求めてないと思うんですよね」

「たぶん、普段の皇治選手の距離感で入って行ったら…」


――仮の話、ヒジありでやったら試合展開はガラッと変わりますよね?
「それはもう、まったく変わりますよ。距離感も」

――どう変わりますか?
「たぶん、普段の皇治選手の距離感で入って行ったら、梅野選手のヒジを食らっちゃうと思うんですよ。だからそれは競技の違いですよね。ヒジとか組みが入ってくるだけで勝敗は変わってくると思いますね。ただ、RIZINキックルールってなると、そんな感じですね」

――素朴な疑問ですけど、RIZINとRISEでやるキックルールの試合は、やっぱり違いますか?
「うーん……、違うってことはないですけど、リングの広さだったり、グローブの質も全然違うんですよね」

――RIZINのグローブ問題って最近、よく出ますよね。
「そうですね。あとはRIZINって大舞台なので、キックの選手は意識しちゃうと思うんですよ」

――意識をする?
「絶対に見せなきゃ、みたいな気持ちが空回りしたりしなければいいんですけどね」

――あー、空回りですか。
「僕もRIZINにはじめて出た当初はそういう気持ちがあって。逆にダウンを食らったりとか、そういうのがあったので」

――例えば、後楽園ホールでやるのとは違うと。
「そうでうすね。気持ちの問題ですよね。気持ち的にちょっと違うものがあるかな、くらいです」


[文:Show大谷泰顕]

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