今週は中山競馬場でスプリングS(芝1800m)が行われる。
4月に行われる皐月賞のトライアルとして施行される一戦。オルフェーヴルやキタサンブラック、海外GIを制したウインブライトなどを輩出しており、未来のスターホース誕生も期待される重要なレースと言えるだろう。
この記事では過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。
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■ソリタリオを後押しする「連対率66.7%」データ
デビューから一貫して左回りの芝1600mを使われてきたソリタリオ。名マイラーとして鳴らしたモーリス産駒だけに致し方ないローテーションと言えるが、今回満を持して距離延長のカードを切った。陣営の決断にはどんな意図があるのか。そのヒントとなるデータをご紹介したい。
・前走重賞2着内のサンデーレーシング所属馬【1-3-0-2】
連対率に換算すると66.7%。のちのGI馬ディープブリランテやリアルスティール、ステルヴィオもこれに該当しており、信頼度の高いデータと言えそうだ。開催の進んだ新潟で勝ち上がり、冬の中京かつ上がりのかかる競馬を制した2走前内容からタフな中山替わりはむしろ歓迎。ここも安定感を評価したいところだ。
■アライバルの鬼門は「馬券内馬ゼロ」の前走京成杯組
前走京成杯4着から巻き返しを期するアライバル。新潟2歳Sではのちの朝日杯FS2着馬セリフォスと好勝負を演じており、実績はこのメンバーでも上位にランクされる1頭と言えるだろう。賞金的にクラシック出走確実とは言えないだけに力の入る一戦だが、懸念すべきデータがこちら。
・前走京成杯組の成績【0-0-0-12】
このなかにはフェイムゲームやベルーフといった京成杯勝ち馬も該当。中山芝2000m→中山芝1800mのローテーションは鬼門と言えるのかもしれない。この馬の前走京成杯は、エンジンのかかりの遅さが依然として解消されていない印象を受けるレース運び。末脚不発のシーンは想定すべきだろう。
後編ではデータ面から浮上するスプリングSの穴馬候補2頭を紹介する。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022スプリングS編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。















