春のセンバツ甲子園の開幕前日に衝撃のアクシデントだ。17日、出場予定だった京都国際が野球部員13人の新型コロナウイルス感染によって出場辞退することが発表された。繰り上がりで、近畿地区の補欠1位校の近江(滋賀)が出場し、大会2日目の第2試合で長崎日大と対戦することになった。

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 京都国際のエース森下瑠大(3年)は昨夏甲子園4強左腕で、今大会の注目投手に挙げられていた。繰り上げ出場の近江は、同じく昨夏甲子園4強入りに貢献した148キロ右腕・山田陽翔(3年)が投打の大黒柱。昨秋近畿大会8強とチームの評価は高いが、代替出場が決まった2日後には甲子園初戦を控えるだけに、影響が心配されている。

 甲子園で、補欠校が繰り上がりで出場したのは春12度、夏2度ある。初戦成績は4勝10敗。心身の準備不足も影響するのか、通算で大きく負け越している。過去の成績はベスト8が最高。

「補欠校」春のセンバツ成績

・中京商(1935年)
<辞退=浪華商>
2回戦 ○5-1育英商
準々決勝●3-7広陵中

・長崎商(1952年)
<辞退=門司東>
2回戦 ○3-2日大三
準々決勝●2-5八尾

・和歌山工(1958年)
<辞退=浪華商>
1回戦 ●0-1高知商

・今治南(1965年)
<辞退=高知商>
1回戦 ●4-5大谷

・倉敷工(1967年)
<辞退=津山商>
2回戦 ●2-3津久見

・芦別工(1971年)
<辞退=北海>
2回戦 ●1-5近大付

・佐世保工(1975年)
<辞退=門司工>
1回戦 ●4-7静岡商

・砂川北(1984年)
<辞退=函館有斗>
1回戦 ●7-18 PL学園

・常総学院(1987年)
<辞退=東海大浦安>
1回戦 ●0-4明石

・育英(1992年)
<辞退=神戸弘陵>
1回戦 ○8-0駒大岩見沢
2回戦 ○4-0広陵
準々決勝●2-4浦和学院

・高岡第一(2000年)
<辞退=敦賀気比>
1回戦 ●0-2国士舘

・北海道栄(2006年)
<辞退=駒大苫小牧>
1回戦 ●0-7早稲田実

「補欠校」夏の甲子園成績


・早稲田実(1939年)
<辞退=帝京商、日大三中>
2回戦 ○10-5青森中
準々決勝●2-3長野商

・高知(2005年)
<辞退=明徳義塾>
2回戦 ●2-6日大三

 補欠校の躍進は、1992年春に8強入りした育英。プロ入りした衣川幸夫、大村直之(元近鉄)らが中心選手として活躍した。1987年春の常総学院はエース島田直也(元横浜)を擁し、代替出場したセンバツこそ初戦敗退したが、同年夏の甲子園で準優勝を果たしている。

 それまでの辞退校は、野球部員の不祥事を理由に出場を取りやめるケースが多かった。2006年春の駒大苫小牧は、夏連覇の原動力となったエース田中将大(楽天)が3年春のとき、1学年上の卒業生による飲酒、喫煙で出場辞退に追い込まれた。

 今回の京都国際は、新型コロナウイルス感染拡大が原因だった。同じ理由での辞退は、2021年夏の甲子園で宮崎商が部員ら13人が感染して1回戦不戦敗。東北学院(宮城)は1回戦で愛工大名電に勝利した後、部内の感染発覚で2回戦を辞退している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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