18日開幕、今季第3戦Tポイント×ENEOSを前に会見 国内女子ゴルフツアーの今季3戦目・Tポイント×ENEOSが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。前日の17日には、鹿児島出身の勝みなみ(明治安田生命)が会見。幼…

18日開幕、今季第3戦Tポイント×ENEOSを前に会見

 国内女子ゴルフツアーの今季3戦目・Tポイント×ENEOSが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。前日の17日には、鹿児島出身の勝みなみ(明治安田生命)が会見。幼少期から同コースで練習を重ねてきており「恩返しであわよくば優勝したい」などと語った。また、自身が2018年から続けてきた募金活動で、ロシア軍の侵攻の脅威にさらされているウクライナの子供たちへの支援を呼びかけることにも言及した。

 年1回、地元・鹿児島開催の大会に向けて、勝が思いを語った。

「まず、言葉が楽です。そして、今週は自宅から通えるので、これも楽に感じます。あとは、ずっと練習をさせてもらっているコースなので、あわよくば優勝して恩返しをしたいです」

 鹿児島に帰ると「必ず食べる」と決めているのが、鳥刺し、しんこだんご、つけあげの3点で「もう食べました」と笑顔。気持ちは充実し、ショットの状態も上向きという。

「今日は9ホールのラウンド予定を16番のティーショットまで伸ばして、ショットの感触を確かめました。自分の動画を見て、右を向き過ぎていることも分かったので、それを意識して修正しました。この後、微調整がうまくいけば、上位に行けると思います。練習のような感覚で3日間とも60台で回りたいです」

ウクライナへ新たな取組「とても苦労されていると思うので…」

 コース場で力を尽くす勝だが、コース外でも動きを見せていた。この日、日本ユニセフ協会はオンラインで世界の子供たちのための募金活動を始められるプラットフォーム、ユニセフの「フレンドネーション」に、今季も勝が参加すると発表した。

 18年から続けてきた取り組みだが、勝が立ち上げた募金ページでは、ロシア軍による武力行為で脅威にさらされているウクライナの子どもたち約750万人の緊急支援活動を支えるユニセフ「ウクライナ緊急募金」への寄付の受付も、新たに可能になった。

「もともと取り組んできた活動にプラスし、ウクライナの子供たちにも向けた活動をすることになりました。とても苦労されていると思いますので……。そして、世界中の子供たちのためにも募金活動をしていきます」

 トッププロとして、社会情勢も見据えた動き。勝は地元への恩返しとウクライナの子供たちを思いながら、今季初勝利を目指す。(THE ANSWER編集部)