ヤクルトOBで野球評論家の宮本慎也氏が、14日までにYouTubeチャンネル「宮本慎也忘れられない話」に出演。今季限りで矢野監督の退任が決まっている阪神の優勝の鍵を握るポイントについて語った。
今春の阪神キャンプも視察したという宮本氏は率直な感想として
「ゆるいというと表現悪いけど、和やかな雰囲気だった」という。そこには「去年優勝を逃して、今年は絶対優勝するぞという雰囲気は感じてこなかった」と、優勝に向かう気迫は残念ながらナインから感じられなかったという。
その上でチームの順位予想については「優勝候補というところまではいかない」とした。
理由としては絶対守護神のスアレスが抜けた影響や、先発陣も10勝を安定して稼げるピッチャーが少ないことをあげた。
何より宮本氏が強調したのは「優勝できるときにしておかないと次になかなかチャンスはこない」という点だ。このポイントについては過去に優勝経験もある阪神元監督の岡田掛布氏も認めている。流れがきているときに乗っていかないとなかなか、次のチャンスはめぐってこないというのだ。
さらに同氏が懸念するのは矢野監督の退任発言の影響だった。キャンプイン前日に今季限りで退くことを発表した矢野監督の言動については議論を呼んだ。この点について宮本氏は「退路を断ってやるというのは本人の考えもある」と理解を示した上で、「その気持ちが選手にうまく伝わればいいが」という。
前提条件としてどの条件でも選手は懸命にプレーするものとしながらも、仮に開幕時のスタートダッシュに失敗するようなことがあれば
「『監督代わるし、いいや』という雰囲気にならないかをすごく心配する」と、選手の気持ちが切れてしまわないかと案じる。そのためにも目指す優勝のためには「開幕ダッシュがすごく必要」と訴えた。
くしくも阪神は16日、開幕投手に内定していた青柳が新型コロナの濃厚接触者の疑いがあるため球団の判断で自主隔離すると発表、開幕絶望となった。昨年13勝をあげ、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。今季は自身初の開幕投手の座をつかむなど飛躍が期待されていた。代役には藤浪などの名前もあがる中、チームにとっては開幕から厳しい戦いを強いられることになった。
宮本氏が指摘した優勝の条件である「開幕ダッシュ」にいきなり暗雲が漂ってきた阪神。このピンチをいかに乗り越えるかにも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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