チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のリールvsチェルシーの2ndレグが、日本時間16日29:00にスタッド・ピエー…

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のリールvsチェルシーの2ndレグが、日本時間16日29:00にスタッド・ピエール=モーロワで行われる。本拠地で2点差からの逆転を目指すリールと、大きなアドバンテージでもって逃げ切りを図るチェルシーによるリターンマッチだ。

先月22日にスタンフォード・ブリッジで行われた1stレグは、地力の差を見せたチェルシーが2-0で勝利。ただ、リールのプレスがはまってミスを誘うシーンは何度かあり、アウェイながら主導権を握っていた時間帯もあった。また、チェルシーの過密日程を考えると、試合のどこかで疲れが見え始めることも予想され、そこにフランス王者の勝機があるかもしれない。

チェルシー戦後、リールは国内リーグで2連勝を収めた。敗戦を引きずるどころか、以前は6試合かかった2つの白星を最短で獲得。6日のクレルモン・フット戦では、1stレグでも先発したジョナサン・デイビッドやバンバらのゴールで4発快勝を収めた。直近のサンテチェンヌ戦はゴールレスドローだったものの、幾度か長短のカウンターから決定機を作っており、チェルシー戦に向けてリハーサル済みといったところか。

一方のチェルシーは、1stレグ以降リールより2試合多い5試合をこなした。その中にはタイトルを逃したEFLカップ決勝のリバプール戦も含まれているが、4試合で白星を挙げており、リーグ戦では3連勝を収めた。とりわけ直近のニューカッスル戦は、引き分け濃厚だった中で試合終了間際にハヴァーツが決勝ゴールを決めるという勝負強さを見せた試合だった。

ただ、クラブはオーナー問題で未曾有の危機に瀕しており、試合開催にかけられる費用が制限されるなど、選手にも直接影響が及んでいる。特にアウェイ戦の遠征費用は2万ポンド(約300万円)までとも伝えられており、プライベートジェットの利用やホテルのランクに制限がかかる可能性が指摘されている。

◆リール◆

【4-2-3-1】

予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.

GK:ジャルディン

DF:チェリク、フォンテ、ボトマン、ジャロ

MF:ゼカ、アンドレ

MF:バンバ、ベン・アルファ、グズムンドソン

FW:ジョナサン・デイビッド

負傷者:レナト・サンチェス

コロナ陽性者:なし

出場停止者:なし

布陣は1stレグと同じ[4-2-3-1]と予想。前回対戦以前は[4-4-2]が主流だったが、チェルシー戦以降はリーグ戦でも同じ形をとっており、トップ下には新加入のベン・アルファが落ち着いている。だが、1stレグで相手にとって一番の脅威となったレナト・サンチェスがサンテチェンヌ戦で負傷。3週間の離脱という大きな痛手を負うことになった。

◆チェルシー◆

【3-4-2-1】

予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ

DF:チャロバー、チアゴ・シウバ、リュディガー

MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソ

MF:ツィエク、マウント

FW:ハヴァーツ

負傷者:リース・ジェームズ、チルウェル、ハドソン=オドイ

コロナ陽性者:なし

出場停止者:なし

直近のニューカッスル戦では離脱者の多い厳しい台所事情から[4-3-3]の布陣を敷いていたが、リール戦は基本に立ち直り[3-4-2-1]に戻すと予想する。ニューカッスル戦ではアスピリクエタとマルコス・アロンソが欠場していたが、この試合から戻ってくる予定。ただ、右ウイングバックはリース・ジェームズとハドソン=オドイが負傷中のため、状況によってはプリシッチの起用や、4バックに変化させる可能性も考えられる。

★注目選手

◆リール:ジョナサン・デイビッド(C)CWS Brains,LTD.

攻める以外手はないリールだが、前述のように1stレグでも"効いた”存在だったレナト・サンチェスが不在となる。そのため攻撃で主導権を握ることは前回対戦より困難になると予想されるが、最前線に君臨するカナダ代表FWの奮起を期待したい。上背はないが、しなやかなボディバランスやアジリティ、テクニックで足元でボールを受ければ起点になることが可能。もちろん得点力も申し分なく、リール加入2年目の今季はここまでリーグ・アンでは28試合で13ゴール、CLでは7試合で3ゴールを記録している。

◆チェルシー:MFハヴァーツ(C)CWS Brains,LTD.

チェルシーが大きく有利であることは疑いないが、少しでも懸念を振り払うためにも早めに1点が欲しいところ。そこで守備者ではなく、攻撃に焦点を当ててハヴァーツをキーマンに挙げた。1stレグでもワントップで起用されたドイツ代表MFは、武器の一つでもある高さを生かしてセットプレーから先制点をマーク。その後のリーグ戦では3試合連続ゴールを挙げており、個人的にパフォーマンスはピークに達している印象だ。