“グッドルーザー”という言葉があるが、まさにそれを体現した。 15日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでヴ…

“グッドルーザー”という言葉があるが、まさにそれを体現した。

15日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでヴィッセル神戸とメルボルン・ビクトリーが対戦した。

本戦で行われてもおかしくないカードとなったプレーオフ。試合は、アンドレス・イニエスタのゴールで神戸が先制するも、メルボルンはニック・ダゴスティーノのゴールですぐに同点に。さらに後半にもダゴスティーノがゴールを決めてメルボルンが逆転する。

今季開幕から6戦未勝利の神戸には嫌な空気が漂うが、大迫勇也がエースとしての仕事を見せ、終盤に2ゴールを奪い逆転。しかし、メルボルンも90分にベン・フォラミが決めて再び追いついた。

延長戦に突入した試合は、リンコンのゴールでリードした神戸が4-3で逃げ切り勝利。ACLの本戦出場を決めた。

2020年には鹿島アントラーズを同じラウンドで下して本戦行きを決めたメルボルン。一発勝負に敗れてACL出場は叶わなかったが、試合後にロッカールームへ残した言葉を神戸が共有した。

「ありがとうございます」

「THANK YOU MELBOURNE VICTORY FC」

ホワイトボードには、日本語で書かれた「ありがとうございます」に笑顔のマークも書かれており、神戸も「メルボルンからの素晴らしいメッセージ。試合終業後のロッカールームにて」とし、「今夜は素晴らしい試合をありがとうございました。無事にオーストラリアに帰れるように祈っています」と写真と共に英語でツイート。メルボルンも「トーナメントでの幸運を祈ります」と返信していた。

このやりとりにファンは「素晴らしいチーム」、「粋だね」、「こういうのすごく素敵」、「今度会う時は本戦のACLで戦いましょう!」と称賛の声が集まった。

【写真】敗れたメルボルンの選手たちからロッカーに粋なメッセージ

A classy message in the @gomvfc locker room after the match. #visselkobe #ヴィッセル神戸 #ACL2022 pic.twitter.com/8JAaKXkFaa

— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) March 15, 2022