皐月賞トライアル・スプリングSには、2歳重賞で上位争いを演じてきたアサヒ、アライバル、アルナシームらが出走予定。昨年は1番人気のボーデンが3着、2020年は単勝1.7倍のヴェルトライゼンデが2着に敗れるなど、いかにもトライアルらしい人気馬の惜敗が続いており、今年もその危険ははらんでいる。
今回、スプリングSの「危険な人気馬」として取り上げるのは、5戦1勝2着3回の安定味を誇るアサヒだ。
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■アサヒは出負けの再発も…
2歳時はジオグリフ、アスクビクターモア、イクイノックスと後の重賞ウイナーの2着に善戦し、いわゆる“モノサシ馬”のような存在だったアサヒ。しかし、2番人気に支持された3歳初戦の共同通信杯では、勝ち馬ダノンベルーガから0秒8差の5着に敗れた。
ゲートで飛び跳ねるように出てしまい、流れに乗れず末脚不発に終わった格好だが、もともとその兆候はあり、2戦目の未勝利でも同じような発馬で出負けを喫している。今回、ゲートをすんなり出るかはタイミング次第だが、万が一、出負けした場合、道中でリカバリーする器用な脚はなく、そうなるとここも後方からの競馬になる。
近年のスプリングSは差し決着になっているが、元来はスピードの持続力が求められる舞台であり、実際、脚質傾向は先行が最多5勝。共同通信杯で逃げて3着のビーアストニッシドをはじめ、リューベック、グランドライン、オウケンボルトと今年は先行勢が多く、仮にゲートをクリアしたとしても、アサヒが得意とするスローからの差しという展開も期待できそうにない。
ここは人気一角のアサヒを「消し」とする。今年の展開をイメージすれば、アライバルを中心に、ソリタリオ、ビーアストニッシド、ドーブネら、マイル戦のスピード競馬を経験してきた馬を上位に評価したい。
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文・西舘洸希(SPREAD編集部)























