好対照なゲーム内容となった。巨人は15日の中日とのオープン戦(バンテリンドーム)に2―6と敗れ、オープン戦は1分けをはさんで7連敗。先発の山口は満塁弾を浴びるなど2回4失点KO。打線も主砲の岡本和を欠き4番に好調な中田を置くも、つながらず。相変わらずのちぐはぐさが目立った。
一方で投打ともに勢いを示したのが中日だった。先発の左腕・小笠原は7回100球を投げ、7安打無失点。緩急をつけた安定のピッチングで開幕に向けはずみをつけると、打線で目をひいたのは新切り込み隊長の1番に入った岡林だ。初回、いきなり甘く入った初球をとらえ、中前へ運んでチャンスメイクすると、この回は、捕手・木下のグランドスラムが飛び出し、4点をリード。その後もバットは止まらず、3安打1四球としっかり「1番打者」の役割をこなしてみせた。立浪監督も岡林に関して開幕スタメン起用を示唆。「1番が出ると活気が出る」と期待の若手がしっかり出てきたことを喜んだ。
この日の試合では中日からはプロ3年目で飛躍が期待される岡林、また投手王国の一翼を担う存在として期待を集める小笠原もしっかり結果を残した。一方で「若手積極起用」をスローガンに春季キャンプから戦力の底上げを目指してきた巨人では、特に野手陣で目立った選手が出てきていない。この差はどこにあるのか。
「やはりチーム体質によるものも大きいのではないでしょうか。巨人は常勝軍団という宿命もあり、早く結果を残すことが求められる。本来は若手選手などは多少の欠点はあっても長い目で育成を促すことが必要となるが、そこまで我慢して起用ができない。もう一つは注目度の違いもある。他球団だったらそこまで注目を集めないところも、少しの不振でも取り上げられる。その点も選手の伸び悩みにつながっている可能性はある」(球界関係者)
巨人で「レギュラー未満」として奮起を促されている若手に松原、吉川もいる。今季からともに背番号が変更。飛躍が期待される中、オープン戦ではともにふるわず、松原は二軍落ちとなった。なかなか若手が伸びてこない現状には首脳陣も頭を抱えている。
チーム体質は一朝一夕で変えられるものではないため、現有戦力で打開策を模索していくしかない。巨人にとってはV奪回を目指すシーズンだが、課題山積みとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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