男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク132位のN・キリオス(オーストラリア)が第8シードのC・…

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク132位のN・キリオス(オーストラリア)が第8シードのC・ルード(ノルウェー)を6-4, 6-4のストレートで破り、2017年以来5年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
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この日のキリオスは第1セットではファーストサービスが入った時に88パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1ゲームでブレークに成功すると世界8位のルードに1度もブレークチャンスを与えずに先行する。
続く第2セット、第3ゲームでブレークに成功。試合を通して1度もブレークチャンスを握られることなく、1時間16分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにキリオスのコメントを掲載しおり「彼(ルード)は素晴らしい選手で、この2年間はかなり素晴らしいテニスを展開していた。でも、今夜は正しいスタイルでプレーできたよ」と語った。
「今、僕はすごく幸せなんだ。僕の周りのチームは、終わりのないサポートをしてくれるし、今日は大きなポイントでいいプレーができたんだ。かなり自信のある選手と3試合対戦し、3試合ともストレートで勝った。今、16人のプレーヤーが残っていて、それぞれのゲームの頂点でプレーしている。僕はただ前進し続け、頭を低くして、ポジティブでありたいと思う」
勝利したキリオスは4回戦で第10シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーに対してキリオスは「シナーは、ここ1年半の間、並外れたプレーを続けているすごい選手。実際にダブルスで対戦して、そのプレーに圧倒されたよ」と述べた。
「自分に必要なテニスのスタイルはわかっているけれど、今はそのことを考えるつもりはない。家に帰って、自分の時間を楽しみ、明日もいい練習をして、どうなるか見てみたいと思っている」
同日には第4シードのR・ナダル(スペイン)、第12シードのC・ノリー(イギリス)らが16強入りを果たした一方で第1シードのD・メドベージェフ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第12シードのD・シャポバロフ(カナダ)は3回戦で姿を消した。