国際テニス連盟のITFは14日、男子テニスの国別対抗戦デビスカップ BY RAKUTENファイナルズ2022と女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ BY BNPパリバ ファイナルズ2022に出場する予定だったロシアとベラル…

国際テニス連盟のITFは14日、男子テニスの国別対抗戦デビスカップ BY RAKUTENファイナルズ2022と女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ BY BNPパリバ ファイナルズ2022に出場する予定だったロシアとベラルーシの代替国を発表した。
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今月1日に国際テニス連盟はロシアによるウクライナ侵攻に関し声明を発表し、ロシアとベラルーシで行われるすべてのテニス大会の中止とロシアテニス連盟・ベラルーシテニス連盟の資格停止処分、そして同連盟が主催する国別対抗戦などへの出場を停止するとしていた。
そして今回、この2大会で代わりとなる国が発表され変更が施された。
・デビスカップ BY RAKUTENファイナルズ2022
2021年のデビスカップ王者であるロシアテニス連盟は2022年大会のファイナルズへの出場権も自動的に獲得していた。しかし、ITF理事会はその代わりの国を4強入りのセルビアに決定。セルビアは2022年大会のファイナルズへワイルドカード(主催者推薦)で出場を予定していたため、大会の運営は空枠となったワイルドカードで出場する国(2022年3月4~5日に行われた予選の敗退国12カ国から選出)も順次発表していく予定である。
そのワイルドカードの国はセルビアと共に、2021年大会準優勝のクロアチア、ワイルドカードで出場イギリス、2022年大会の予選で勝利を収めた12カ国(アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、カザフスタン、韓国、オランダ、スペイン、スウェーデン、アメリカ)とともにデビスカップ BY RAKUTENファイナルズ2022を戦うことになる。
また、プレーオフでベラルーシと対戦する予定だったメキシコはウォークオーバーにより、9月に行われるグループIに出場することになった。 それによりワールドグループIプレーオフで敗れたウズベキスタンがワールドグループIに、ワールドグループIIプレーオフで敗れた中国とタイがワールドグループIIに出場することになる。
・ビリー・ジーン・キング・カップ BY BNPパリバ ファイナルズ2022
2021年のビリー・ジーン・キング・カップで優勝したロシアテニス連盟は2022年大会出場権を自動的に獲得していた。しかし、ITF理事会はこの出場権を2021年大会の準決勝で敗れたオーストラリアに譲ることを表明した。
それにより、オーストラリアは2022年4月15日~16日に行われる予選には出場しないため対戦相手のスロバキアもストレートイン。また、予選でベラルーシと対戦する予定だったベルギーもウォークオーバーにより、ファイナルズに出場する。この3カ国に加えて2021年大会の準優勝国スイスが予選を戦わずにファイナルズへと進むことになる。