国内ツアー第2戦・明治安田生命レディス最終日 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス最終日が13日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。2位から出た西郷真央(島津製作所)は、4バーディー、1ボギーの69で回って通算1…

国内ツアー第2戦・明治安田生命レディス最終日

 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス最終日が13日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。2位から出た西郷真央(島津製作所)は、4バーディー、1ボギーの69で回って通算12アンダーの2位で終えた。前半終了後には単独首位に立ったが、4打差の5位から出た台湾のサイ・ペイイン(京豊エンジニアリング)に逆転され、1打差で優勝を逃した。ただ、開幕戦のダイキンオーキッドレディスでは優勝しており、メルセデス・ランキングは1位。ツアー記録の連続アンダーパー試合も「25」に更新した。

 最終18番パー4。西郷は、「入れればプレーオフ」のバーディーパットを外した。下り5メートルで「狙い通りに打てた」と言うが、ボールは左へと曲がった。

「(芽で)跳ねました。ミスパットではありません」

 8番パー4でも、2メートルのパーパットが同様に「跳ねた」と振り返った。

「ああ、ここでも跳ねるのかと思いました。後半はずっと跳ねていました。組のプレーも長く感じましたし、そういう意味では疲れました」

 前週の開幕戦ダイキンオーキッドレディスは、5打差を逆転して優勝した。そして、この日は最終組。首位スタートの植竹希望、3位で出た堀琴音と激しく争った。そして、前半終了時点で単独首位に立った。

「競り合って勝ちたかった」

 しかし、2組前のサイ・ペイインが後半だけで4つのバーディーを重ね、西郷は首位の座を明け渡すことに。その展開は想定外だったが、悔しさをにじませながら言った。

「前で回っている方の勢いは止めらないので、自分が伸ばせなかったことが反省点です。自分が思うようなショットを出せない中、60台を出せたのは良かったですが、競り合って勝ちたかったです」

 ツアー史上3人目の初優勝から2試合連続Vは果たせず、自身にとって計8度目の2位となった。だが、昨年6月の宮里藍サントリーレディスから続く連続アンダーパー試合ツアー記録は「25」に更新した。そのうち、今大会を含めて13試合でトップ5入りの安定感は群を抜いている。

 次戦はTポイント×ENEOS ゴルフトーナメント(18~20日、鹿児島高牧CC)。西郷は沖縄県から高知県に入ったのと同様に千葉県内の自宅には戻らず、このまま鹿児島県に入って調整を続ける。

【連続アンダーパー試合ランキング】

1 西郷真央 25試合 21-22年
2 稲見萌寧 15試合 21年
3 李 知姫 14試合 08-09年
3 李 知姫 14試合 11年
3 笠りつ子 14試合 16年
3 申ジエ 14試合 16-17年(THE ANSWER編集部)