国内ツアー第2戦・明治安田生命レディス第2日 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス第2日が12日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。20歳の西郷真央(島津製作所)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算9アン…

国内ツアー第2戦・明治安田生命レディス第2日

 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス第2日が12日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。20歳の西郷真央(島津製作所)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算9アンダーとし、2位に浮上した。開幕戦ダイキンオーキッドレディスではツアー初優勝を飾っており、ツアー史上3人目の初優勝からの2戦連続Vが視野に入ってきた。首位には1打差の通算10アンダーで植竹希望(サーフビバレッジ)が立っている。

 西郷が淡々とプレーし、スコアを伸ばした。前半で3バーディー、後半も3バーディー。6つ目となった16番パー4では、3メートルのパットを真ん中から沈めてニコリと笑った。昨年大会では予選落ちを喫しているが、今年は堂々の優勝争い。会見での言葉は謙虚ながら、風格も感じさせた。

「前半はラッキーもありましたが、後半は大きなミスもなくスコアをまとめることができました。風が吹いていないこともありますが、昨年のことは気にせず、プレーできました。ティーショットの飛距離は伸びていますし、試合を重ねてきて『昨年の自分とは経験値が違う』という思いもありました」

 ルーキーシーズンとなった昨季(2020-21年統合シーズン)に7度の2位を経験し、今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスで5打差から逆転でツアー初優勝を飾った。当日の夜、師匠の尾崎将司に電話で報告をすると、祝福されつつ、「良かったな~。2勝目も頼むぞ」と激励もされている。それが現実になれば、西田智慧子(90年)、表純子(05年)以来、ツアー史上3人目の初優勝からの連続優勝になるが、西郷は努めて冷静に言った。

「私の場合は初優勝も難しかったので、そこは気にせずに目の前のことに集中し、結果がついてくればうれしいです。記録についても、あとで『そんな記録が出たんだ』というのがいいです」

 状況的には前週とは違い、最終組からのスタート。だが、西郷は「やることは一緒だと思います。応援を力に頑張りたいです」とキッパリ。そして、尾崎からも期待を込められていることにも言及し、「素晴らしい環境で練習をさせてもらっているので、結果で恩返しをしていきたいです」と言葉に力を込めた。(THE ANSWER編集部)